「自衛隊観閲式」を弾劾 朝霞 怒りのデモ石破を直撃
改憲・戦争阻止!大行進埼玉は11月9日、陸上自衛隊朝霞駐屯地訓練場で行われた「自衛隊観閲式」と、そこに自衛隊の最高司令官として出席した総理大臣・石破に対し、式典会場を直撃する怒りの弾劾デモをたたきつけました。
私たちの呼びかけに応えて東京各地の大行進運動や神奈川、地元・朝霞からも「駅前でビラをもらった」という方など100人が朝霞駅前に結集しました。
デモ前の集会は自治体労働者の司会で開始し、冒頭、呼びかけ人の皆川学さんが「太平洋戦争時の学徒出陣式を彷彿(ほうふつ)とさせる観閲式に、戦争を止めたロシア革命のように、兵士の決起を呼びかけよう」とあいさつ。続けて呼びかけ人でさいたまユニオンの田畑典保委員長が基調報告で、米大統領選のトランプ当選について「中国侵略戦争・世界戦争を引き起こすことでしか延命できないアメリカ帝国主義の危機の現れ」と喝破しました。石破政権が米帝とともに中国侵略戦争の具体的準備や軍事演習を行っている中での観閲式は「命をかけて戦争に突入しろ」と強制する戦争式典であり、粉砕以外にありません。自衛官・家族に向かって「侵略の銃を取るな! あなた達が銃を向ける相手は帝国主義国家、自民党政権であり、この資本主義体制そのものだ。共に立ち上がろう」と訴えました。
東京北部、三多摩、神奈川の大行進と全学連が、練馬、横須賀、横田での反戦反基地闘争の実力決起の地平で共に闘うとの連帯あいさつを行い、これに応え埼玉の教育労働者、青年、市民が決意を表明しました。
埼玉県警と警視庁が厳戒態勢を敷き、右翼の叫び声が響く駅前を「戦争式典=観閲式粉砕!」「中国侵略演習弾劾!」「戦争命じる奴らを倒そう!」と訴えてデモに出発。観閲式会場に近づくと式典の様子がはっきり見えました。デモ隊は一層激しく石破を弾劾し、自衛隊員に「共に戦争を止めよう」と訴えました。中国侵略戦争を阻止する新たな観閲式粉砕闘争となりました。(改憲・戦争阻止!大行進埼玉 新井拓)
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