統合作戦司令部の発足を弾劾/防衛省に抗議行動
「日帝の中国侵略戦争の最高司令部=自衛隊統合作戦司令部の発足を絶対に許さない!」と3月21日、改憲・戦争阻止!大行進東京が呼びかけて防衛省抗議行動が闘われた。
正午前、東京・市谷の防衛省正門前に全学連を先頭に大行進東京の70人がのぼりやボード、横断幕を持って展開し、防衛省前は闘う熱気に包まれた。
西村凌風(りょうが)全学連書記次長の司会で抗議行動が始まった。西村さんはまず、24日に発足予定の自衛隊統合作戦司令部が、米軍と一体化して中国侵略戦争を実際に発動するための作戦司令部に他ならないことを怒りを込めて弾劾し、「発足を中止せよ!」と訴えた。そして「沖縄を戦場にするな! 沖縄の人々と怒りを一つにして闘おう」「イスラエルによるパレスチナ人民大虐殺を許すな! 虐殺を支える米帝トランプ・日帝石破を打倒しよう」と呼びかけた。
最初に大行進東京の代表が防衛省担当者を前に申し入れ書を読み上げ、統合作戦司令部の発足を中止するよう要求した。さらに大軍拡予算、長射程ミサイル配備、琉球弧の軍事要塞化と辺野古新基地建設など、中国侵略戦争のための戦争準備を即時中止せよと要求した。また、米兵による相次ぐ女性暴行事件と日本政府による隠ぺいを絶対に許さないと弾劾した。防衛省の担当者はうなだれて聞き入るばかりだった。
この後、大行進東京北部と同三多摩、婦人民主クラブ全国協議会、全学連の二人の学生が次々とマイクを握り、中国侵略戦争に突き進む石破政権と自衛隊を徹底弾劾して反戦闘争を大爆発させる決意を表明し、最後に全員でシュプレヒコールを挙げて1時間の抗議行動を戦闘的に貫徹した。
24日に市谷に240人態勢で発足した統合作戦司令部(初代司令官・南雲憲一郎)は、陸海空の3自衛隊を一元的に指揮する司令部である。これは日帝が米軍と共に中国侵略戦争の発動に向かって決定的に踏み込んだことを意味する。中でも自衛隊は現在、中国本土を攻撃できる射程1千㌔超の長射程ミサイルを南西諸島や九州に配備する計画を進めているが、この「敵基地攻撃の運用が統合作戦司令部の最大の仕事になる」と自衛隊幹部が語っている(3・25付朝日新聞)。
米日帝の中国侵略戦争を絶対に阻止しよう。全国で反戦闘争を爆発させ、日帝・石破政権を打倒しよう。4・27渋谷デモに決起しよう。
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