北海道国鉄集会 「解雇撤回まで闘う」宣言 民主労総の奮闘に応え
札幌市内で2月16日、北海道国鉄集会が開催された。主催は国鉄闘争全国運動・北海道。全国運動呼びかけ人の金元重さんが「12・3戒厳令と民主労総の闘い」と題し講演した。ユンソンニョル政権による戒厳布告について、ルポルタージュのように状況が分刻みで報告された。「もし軍隊が一発でも発砲していたら事態は全く変わっていた」。参加者全体が、戒厳令の緊張感とそれを打ち破った高揚感を共有した。
何よりも感動的なのは民主労総の闘いだ。戒厳令発令直後、指導部を先頭に国会へと結集し、産別・地域の非常態勢を構築するとともに、指導部の逮捕に備え「第2指導部」を形成した。闘争体制をつくれた背景には、ユン政権発足以来、「労組に対する戒厳令」=貨物連帯本部や建設労組への弾圧と不屈に闘ってきたことがあった。当初の無期限ゼネスト突入から民衆と一体化した広場闘争への戦術の柔軟な転換など、その闘いにはくめども尽きぬ教訓がある。
全国運動北海道は、韓国の闘いと金さんの報告に応え、1047名解雇撤回まで闘い続ける決意を語った。同時に、現在のJR北海道における安全崩壊を徹底的に弾劾し、問題の根源は単なる人員不足ではなく、国鉄分割・民営化にまでさかのぼると指摘した。現場労働者と結びつき、JR体制打倒へ闘おうと全体が誓い合った。
中国侵略戦争阻止・ライドシェア全面解禁粉砕のゼネストへと向かう自交総連SKさくら交通労組の決意表明に続き、全国運動呼びかけ人の札幌学院大教授・浅川雅己さんがまとめのあいさつを行い集会を締めくくった。(国鉄闘争全国運動・北海道 K)
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