武器見本市に怒りのデモ 大行進千葉 虐殺兵器展やめろ
千葉市の幕張メッセで開催が強行された武器見本市「DSEI Japan2025」(防衛・セキュリティ総合展示会)初日の5月21日、改憲・戦争阻止!大行進千葉が主催し、会場を直撃する抗議闘争が130人で闘われた。昼は海浜幕張駅南口広場でリレーアピールが行われ、会場前を通るデモを貫徹、さらに会場前に陣取っての抗議行動が打ち抜かれた。
23日まで開かれた武器見本市は、世界の軍事企業450社超が出展し、開発した武器の殺傷能力を競い合って商談を交わす場だ。ガザ大虐殺を続けるイスラエルの軍事企業も、「武器の優秀性は実戦で実証された」ことを売りに参加した。「死の商人」が一堂に会し、人民虐殺を金もうけの手段にする武器見本市など、粉砕あるのみだ。
リレーアピールでは大行進千葉が基調報告。武器見本市が「先進技術によるインド太平洋の安全保障強化」をテーマに安保3文書に基づいて行われ、防衛省・自衛隊、防衛装備庁、経済産業省、外務省、警察庁などが後援している事実を暴き、日本帝国主義の中国侵略戦争への突入を宣言する場が武器見本市だと弾劾した。そして、東アジア全域を戦火に巻き込む中国侵略戦争を絶対に阻止しようと訴えた。
動労千葉の中村仁副委員長が、労働者の力で戦争を止めようと力説した。三里塚芝山連合空港反対同盟の伊藤信晴さんは、反戦の砦(とりで)として三里塚闘争を闘い抜く不屈の闘志を表した。大行進東京、神奈川が、戦争を仕掛けているのは米日帝国主義だと指摘してトランプ・石破打倒を訴えた。また、繰り返される米兵の女性暴行に怒りをたぎらせ、戦争阻止へ青年・女性の総決起を呼びかけた。全学連は「台湾海峡を地獄絵図にする」という米帝の戦略に基づき武器見本市に無人攻撃機が展示されていることを弾劾、沖縄現地闘争を闘い、沖縄戦を再び繰り返させない決意を固めたと表明した。
幕張メッセに迫るデモは「武器見本市を直ちにやめろ」「虐殺のための兵器展をやめろ」と訴えて進み、沿道の共感を集めた。
その後、武器見本市会場の幕張メッセ展示ホール前に陣取り、入り口に阻止線を張る機動隊と対峙して抗議行動を闘った。目の前で死の商人どもが商談を行っていることに怒りは倍加し、抗議の声は一段と熱を帯びた。参加者は高揚感と共に、次の方針は6・14大結集だと確認し合った。
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