大坂さん取り戻そう 霞が関をデモし高裁申し入れ

「渋谷暴動闘争は正義」「大坂さん即時解放」の声を霞が関一帯にとどろかせて50人がデモ（８月28日　東京都千代田区）

　１９７１年11・14沖縄返還協定批准阻止闘争で殺人罪をでっち上げられ、東京拘置所にとらわれている大坂正明さんの即時解放を求め、８月28日、星野・大坂全国救援会は霞が関デモと東京高裁への申し入れを行った。今年に入って延べ13人の逮捕者を出しながら反戦闘争の先頭で闘う全学連も参加し、「逮捕されたことで獄中闘争の重要性、外の闘いとの連帯を強く感じた。大坂さんを絶対に取り戻そう」と訴えた。猛暑の中を50人が集まり、霞が関一帯に「渋谷暴動闘争は正義」「無実の大坂さん即時解放」の声を響かせた。
　デモに続き東京高裁前で街宣を行った後、申し入れ行動を闘った。全国救援会とともに千葉、神奈川、東京東部、東京連絡会が申し入れ書を準備して臨み、対応した東京高裁刑事訟廷副監理官に口々に大坂さんの無実と即時解放を迫った。「無実の大坂さんが８年以上も拘置所の独房にとらわれていることなど許せない」「もうすぐ76歳だ。７月末に医療センターで大腸ポリープ摘出手術を受けた。がんではなかったが、体重減少は心配だ。裁判所は命と健康に責任をとれ」「捏造した検察官調書だけでデタラメな有罪認定をした一審判決は許せない。高裁は事実調べを行い、原審を破棄しろ」
　申し入れの最後に、「大坂正明さんの解放を求める署名」５８５筆（計４８０１筆）を提出した。控訴審開始までに全国で１万筆の署名を集め、絶対に奪還しよう。