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反戦貫き戦時弾圧と闘う 星野・大坂全国救援会 大坂奪還誓い全国集会

全国から集まった210人が「1万人署名で大坂正明さん奪還!星野国賠完全勝利へ」闘い抜くことを誓い合った(11月24日 東京都大田区)

「無実の政治犯 星野さん大坂さん全国救援会」が11月24日、都内で「1万人署名で大坂正明さん奪還! 星野国賠完全勝利へ11・24全国集会」を開催した。星野国賠の年内結審策動、大坂控訴審の裁判長交代などの情勢下、全国から210人が結集した。高市が中国侵略戦争突入を宣言する中、70年安保・沖縄決戦を引き継ぐ星野・大坂闘争を大衆的に拡大し、反戦闘争の先頭に立つことを誓い合う場となった。
今秋反戦闘争と全国各地の救援会の闘いを振り返るビデオが上映された。「反戦勢力の死活をかけ高市政権と対決しよう」との大坂さんのメッセージが紹介された。
主催者あいさつに立った救援会事務局長の小泉義秀さんは「『この情勢下で反戦勢力は真の決戦期を迎えている。高市政権を打倒しなければ戦争が開始されることを肝に銘じて闘おう』と訴えている大坂さんと団結し、闘い抜くことを私たちの共通の決意としよう」「戦時下の弾圧裁判を、大坂解放1万人署名で打ち破ろう」と力強く訴え、来年1月3日の渋谷大街宣など闘いの方針を提起した。
星野国賠弁護団からは岩井信弁護士と土田元哉弁護士が登壇した。岩井弁護士は「『医療判例解説』で『イロハのイから間違っていた』と痛烈に批判されている医療センターの責任を認めた一審判決を覆すのは、いかに極悪の東京高裁であっても難しいだろうが、新たな医師の意見書を出すと言っている国の対応を甘く見ず、最後まで闘い抜く」と決意を表明した。
土田弁護士は、被告の国が控訴理由書で一審判決の論旨をねじ曲げ、医療センターの責任すら否定しようとしている姿勢を厳しく批判。「星野さんの死の責任は、控訴審でも絶対に認めさせる。他の受刑者の人権にも関わる重要な闘いだ」と強調した。
東京西部の救援会や絵画展実行委員会が統合し「星野大坂救援会・東京西部」として新たに出発した仲間が特別報告に立ち、「今までのあり方を打ち破る。星野・大坂闘争は戦争攻撃と真っ向から対決し高市を打倒する闘いだ」と表明。運動の変革と飛躍への確信ほとばしる報告に会場から大きな拍手がわき起こった。
さいたま救援会の仲間がカンパアピールを行い、11月15日に実施した渋谷現地調査で「二人の無実を確信した」と語った。
大坂裁判弁護団から山本志都弁護士と西村正治弁護士が登壇。山本弁護士は「法廷を無視し、密室で作られた検察官調書だけで事実認定するやり方は戦時司法だ」と訴えた。西村弁護士は控訴趣意補充書を連続的に提出して東京高裁を追い詰めていると報告し、「暴こうとしているのは、デモ参加者の供述調書の内容が100パーセント虚偽であるという事実だ。捜査官が大坂さんの情報を与えて供述を誘導しながら『暴力的な誘導強制はなかった』と開き直る一審判決を打ち破る」と断言した。
家族の星野暁子さんは、大坂さんとの面会を報告し、12月24日の星野国賠第2回裁判への結集を訴えた。大坂さんの親族の佐藤政直さんが「人が立ち上がるとき、その理由を決めるのは法律でも義務でもなく、人間の奥の奥で灯(とも)る衝動だ」とメッセージを寄せた。
浅野健一共同代表は「人民の力で政治を変えなければならないが、裁判所もまた変えることができる」と1万人署名の意義を鮮明に訴えた。
決意表明に5人が立った。8・6ヒロシマ暴処法弾圧被告団は広島地裁の不当判決を弾劾し「反戦反核運動破壊という政府のもくろみを完全に打ち砕いた」と高らかに宣言。婦人民主クラブ全国協議会に続き、東京労組交流センターの代表が「今までの延長ではだめだ。壁を乗り越え、絶対に戦争を止め、大坂さんを奪還しよう」と熱烈に訴えた。さらに救援会から香川と神奈川が決意を語った。 狩野満男共同代表が「時代が大きく転換している。すべての闘いを大坂無罪奪還へつなげよう」とまとめた。1万人署名を集め、大坂さんを奪還しよう!

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