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大坂さんを保釈しろ 東京拘置所を包囲しデモ

大坂さんが勾留されている東京拘置所(右奥)に対して「ただちに釈放しろ」とシュプレヒコール(7月9日 東京・葛飾区)

7月9日、大坂正明同志が6年を超えて勾留されている東京拘置所に対し、5回目となるデモが東京労組交流センターと大坂救援会の共催で闘われた。東京拘置所正門に隣接する小菅万葉公園に80人が集まり、大坂同志の保釈奪還を訴えた。
集会は、「外の皆さんの絶対反戦の闘いに期待しています。私も獄中ではありますが、1971年11・14の継続として今日の沖縄闘争を闘い続けます」という大坂同志のメッセージの紹介で始まった。主催者を代表し、東京労組交流センターの山口弘宣代表が「大坂さんが絶対反戦を訴えている。G7粉砕闘争の地平を発展させ、8・6広島―8・9長崎の闘いを爆発させ、大坂さんを取り戻そう」と訴えた。大坂救援会の小泉義秀事務局長は裁判闘争について「闘いは終盤。7月18日と21日に予定されている被告人質問に集まろう」と提起した。続けて「7月7日に弁護団が保釈請求を行った。裁判を通じ、大坂さんの無実はどんどん明らかになっている。保釈を求める要望書を集め、大坂さんの保釈を勝ち取ろう」と訴えた。

星野暁子さん、婦人民主クラブ全国協議会の三浦正子代表、迎賓館・横田裁判の完全無罪をかちとる会で元被告の板垣宏さん、東京労組交流センター各地区からの発言が続いた。すべての発言者が大坂同志との面会を報告した。「大坂さんは優しい笑顔で現れ、6年も獄にいるとは思えない穏やかな語り口ながら、労働者人民の闘いに期待し、それを吸収しようと貪欲(どんよく)に尋ねてくる。私たちの闘いを大坂さんに届けよう。獄壁を越える団結を強化しよう」と、必ず取り戻す決意を語った。集会の最後に全学連が発言し、星野文昭同志・大坂同志らが闘った71年11・14渋谷暴動闘争を全面的に引き継ぐ実力闘争の爆発で中国侵略戦争を阻止すると元気に語った。

本集会・デモは東京労組交流センターが闘いを牽引(けんいん)した。ウクライナ戦争を止め中国侵略戦争絶対阻止へ闘う労働組合が弾圧粉砕の先頭に立つという決意がほとばしった。反動化する裁判所への労働者民衆の反撃が力強く開始され、大坂同志保釈奪還に向けた闘いの狼煙(のろし)となった。右翼の集会妨害・デモへの襲撃を粉砕し、真夏の東京拘置所に大坂同志保釈奪還の声がとどろいた。

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