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検察側立証、反対尋問で破綻 大坂裁判第23回公判

大坂同志の無罪奪還へ全力を

1971年11・14沖縄返還協定批准阻止闘争(渋谷暴動闘争)を闘い、「殺人罪」をでっち上げられた大坂正明同志の第23回公判が5月15日、東京地裁刑事第4部(高橋康明裁判長)で闘われた。4月24日に接見禁止が解除になり、同志たちや救援会の仲間との感動的な面会を続けている大坂同志は、明るい面持ちで登場した。

この日は、11・14デモの参加者IS(埼玉大学)と、警視庁公安一課の元警察官・堀米勲が証言した。
IS証人は、「埼玉大学の責任者として、前進社で行われた学生の代表者の会議に出席していた。その会議に大坂さんも千葉の責任者として参加していた」と証言し、大坂同志が学生運動のリーダーであると強調しようとした。しかし、反対尋問でIS証言のウソを明らかにし、検察官のもくろみを完全に打ち砕いた。
そもそも、IS自身が埼玉大学の責任者と言えるのか。IS証人は「学生の代表者の会議」と言いながら、いつ、誰が参加し、どのように行われたのか、全く不鮮明だ。さらに、大坂同志が会議に参加していたのか否かもあいまいになってしまった。

そして、11・14沖縄闘争に参加したことは確かだが、自分がどう行動したのか覚えていないと証言し、弁護人が「11・14の現場で、大坂さんとおぼしき人物を見た記憶はないか」と尋問すると、きっぱりと「ない」と証言した。検察官は、大坂同志を知っているという唯一の証人であるISに、大坂同志へのでっち上げをさせようと狙ったが、完全に破綻した。
続いて、極悪の元公安警察官・堀米勲だ。堀米は、大坂同志が46年間もでっち上げ指名手配攻撃と闘い続けてきたことに消耗しきっており、まともに証言することができなかった。
弁護人が、「指名手配」とは何であり、大坂同志はどういう理由で指名手配されたのかと追及したが、堀米は「私は知らない」「今後の捜査に支障をきたすから答えられない」と逃げまくった。
また、大坂同志の捜査という口実で、違法・不当な弾圧を繰り返し、集会・デモへの妨害や、多数のでっち上げによる逮捕を続けてきたことについて、弁護人が尋問するも、「答えられない」と卑劣にも証言を拒否した。

こうして、検事側立証が基本的に終了した。大坂同志と弁護団を先頭に23回の裁判を闘い、同志や救援会の仲間は毎回の裁判傍聴闘争を圧倒的に繰り広げてきた。この団結した闘いが、検察官の大坂同志へのでっち上げ立証を完全に粉砕した。いよいよ次回から弁護側立証が始まる。50年に及ぶデタラメな弾圧への怒りを爆発させ、大坂同志の正義と真実を明らかにするために全力で闘おう。
7月9日、第5回東京拘置所包囲デモに集まろう。労働者人民の力で大坂同志を奪還しよう。

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