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広島暴処法裁判 結審で堂々無実主張 検察の論告・求刑を徹底弾劾

10月3日、8・6広島暴処法弾圧裁判(広島地裁、角谷比呂美裁判長)の第8回公判が開かれました。多くの仲間が駆け付けた法廷で、検察の論告・求刑、弁護団の最終弁論と被告団の最終陳述が行われました。
前回の公判では、工学博士の小川進さんが検察側「証拠動画」を力学的に解析し、被告団による暴行はなくむしろ右翼や広島市職員が参加者に暴行していたと明らかにしました。今回検察は自らの鑑定でもって反論することができず、ただ「信用できない」と切り捨てるのみでした。また、8・6大行動実行委の宮原亮さんの「8月6日はずっと反戦反核の行動をする日だった」との証言にも触れられませんでした。それなのに、右翼の襲撃を排して反戦集会を開こうとすることを「独善的で身勝手で悪質」と言いなして松木誉明さん、西納岳史さんと古郡に懲役1年6カ月、冨山小太郎さんには「指揮者で責任重大」、髙田暁典さんには「『前科』の執行猶予経過からすぐの犯行なので矯正施設に収容すべき」と言いなして懲役2年を求刑しました。私たちは無実ですから「被告団による暴行」など立証できるはずもなく、しかしそのことを開き直り、偏見と悪意でもって被告団を犯罪者に仕立て上げようとしたのです。そもそも「被害者」とされる人物が一度として法廷に出てこない異常な裁判です。
弁護団は54㌻にわたる弁論で、検察のデタラメな論告・求刑を徹底的かつ全面的に批判しました。そして、「被告人が無実であることは検察側証拠動画から明白。本件はあからさまな革命派つぶしの弾圧であり、公訴棄却されるべき」と突きつけました。
被告団も検察と裁判所を徹底弾劾する意見陳述を行いました。中国侵略戦争が始まる中で2023年8月6日原爆ドーム前集会を開催したその行動が正当であること、被告団の完全黙秘・非転向の闘いがその後の24年8・6広島の学生・青年・女性たちの実力闘争につながったことなどを述べました。逮捕・長期勾留によっても私たちの団結は崩されず、完全黙秘・非転向の闘いによって逆に団結は拡大しているのです!
総じて、私たちの反戦反核闘争の圧倒的正義を示すことができました。同時に反戦反核闘争をつぶすためならば矛盾だらけでも逮捕・起訴する検察・警察らの犯罪を暴き切る裁判闘争とすることができました。
広島地裁は結審を宣告した後、弁論と被告団意見陳述を十分に検討する時間を取ろうとせずに「判決言い渡し」を約1カ月後の11月18日と指定しました。国家権力の有罪策動を粉砕し、無罪判決をかちとろう。
反戦闘争つぶしは反戦闘争の拡大で、打ち破っています。今年の8・6ヒロシマ闘争は被告団も参加してスクラムを組み、集会を守り抜きました。これからも闘い続けていきます。石田反革命を粉砕し、11・2全国労働者集会大結集で無罪戦取へ進撃しよう!(広島暴処法裁判被告・古郡陸)

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