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反革命・石田一派を打倒し荒々しい学生運動の復権へ

マルクス主義学生同盟・中核派

10・5渋谷反戦デモ―10・7イスラエル大使館弾劾闘争は、米日帝国主義による中国侵略戦争―世界戦争の切迫、ガザ大虐殺の激化、極右・排外主義者=高市早苗の自民党新総裁就任という大激動情勢と真っ向から対決する革命的反戦闘争―実力闘争として貫徹された。とりわけ10・5デモでは国家権力・機動隊の弾圧をはね返す150の戦闘的白ヘル部隊が登場し、われわれもその中心で闘った。その対極でぶざまな姿をさらしているのが、革命的共産主義運動から脱落し、反革共同の腐敗分子どもとの野合を深める反革命・石田一派だ。われわれマルクス主義学生同盟・中核派は今秋決戦の爆発で石田一派を粉砕・打倒し、全国学生運動の荒々しい発展をかちとることを宣言する。

石田の女性差別・性加害正当化を絶対に許さない

第一に、革共同第35回全国委員会総会(35全総)で除名処分とされた石田真弓(元革共同政治局員、元中央学生組織委員会〔SOB〕議長)こそ、最悪の女性差別・性加害者だ。この厳然たる事実を認めるか否かが、革命派と反革命・石田一派とを分かつ最大の分水嶺(ぶんすいれい)だ。

今年5月以降、石田の数年間にわたる女性差別・性加害の告発が始まった(被害当該女性の「8月末文書」では「石田の罪状」を列挙した上で、「石田のこれまでの女性差別・抑圧、性暴力……石田を一度徹底的に打倒することが本当に女性が闘える党への飛躍を作り出す闘いなのだ」とある)。
この告発を受け、石田自身が「自らの女性差別行為=階級犯罪行為を真正面から見据え」(7月末文書)、「私の階級犯罪性は深刻」「共産主義者として、革命家として、人として、『一度死んで一からやり直す』という重さをもっている」「除名もやむなし」(8月末文書)、「もはや人間として赦(ゆる)されざるもの」(9月冒頭文書)などと書き記し、党の中央指導会議や全国学生指導部会議でも「私は被害当該にとってのOZ(関西女性差別事件での加害者)のような存在だった」と繰り返し表明していた。そして石田は、8月末に政治局に対して自らの女性差別・性加害の事実をはっきりと認めた。

革命党最高幹部かつ学生戦線責任者である石田による「年齢差」「組織内権力差」を悪用した女性差別・性加害、それを「恋愛関係」「家族内問題」としてあいまい化・正当化するあり方——これこそ現在のブルジョア社会にあふれかえる典型的な女性差別の腐敗現象であり、われわれは絶対に石田を許さない。階級的に厳格に処断しなければならない。しかし、この石田を全面擁護し、「指導部」「同志」として崇(あが)め奉り、今に至るも行動をともにしているのが石田一派(石田と一部学生グループ)だ。
この度し難い「女性差別者擁護集団」をあらゆる階級闘争場裏から一掃しよう。

革共同破壊を自己目的化する反革命集団へと転落

第二に、よって革共同政治局が8月末に女性差別・性加害者である石田に対して「全役職解任・活動停止→自己批判活動に専念」という決定を下したことは100%正当である。
政治局は石田が女性差別・性加害の事実を認めたことを確認した上で、石田に前記決定を通告した。それは、革共同が女性差別・性加害をあいまいにせず、自らの組織内から生み出されたこの事態を労働者階級人民に謝罪・自己批判し、革命的労働者党としてプロレタリア革命に責任をとるために絶対に必要な措置だった。そして、石田は一度は決定を「受け入れた」。
しかし、石田および石田一派は被害当該が8月末から「動揺」して告発を「撤回」しようとした動きに喜々として飛びつき、何とか政治局決定を撤回させ石田を指導部としてとどめられないかと策動した(能力主義的な「権威主義」そのもの!)。だが当然にも政治局は石田に自己批判を貫徹させるための決定を断固として堅持し、35全総の議題として取り扱うことを決めた。

すると石田一派は、「決定を撤回しない政治局こそ女性差別者集団だ」なる倒錯しきった論理で学生戦線内を組織化し、35全総で「政治局打倒」を掲げる反革命「蜂起」を石田自身が組織した。石田は意思一致用「作戦MEMO」をつくり、「蜂起」の要求書素案を執筆し、党内組織化の指示まで細かく出していた。まさに、性加害者が指揮をとり、性加害者が文書を執筆し、性加害者の処分撤回を求めるという腐りきった私党化のなれの果てこそ石田一派だ。35全総に石田一派が持ち込んだメモには何と「石田の恩赦」なる要求項目が書き込まれていた!
ここではっきりさせておかなければならないのは、被害当該が仮に告発を緩和したり「撤回」したりしても、性加害の事実は消えないし、加害者は処断されなければならないということだ。それは、女性差別を「個人問題」「家庭問題」に解消せず、革命運動における「組織問題」として取り組む革命党の基本的・原則的立場だ。

石田その人が今年1月に執筆した会議レジュメには、「『被害を受けた同志・仲間との一致のもとに』『被害者同志との一致のもとに』についての理解……これは『被害者感情・被害者の意思を一切に優先せよ』ということではないことは、きちんと確認すべきである……被害者当該の意思とは別に、党が加害者を処断していかなければならないケースが少なからずある。すなわち我々は、労働者階級全体との関係において『量刑』を決めていかなければいけないのであって、それは極めて原則が問われる問題であると同時に、政治的な問題であることを確認していかなければならない。被害を受けた女性が加害者の男性に対して最も(周囲の人々よりも)融和的・免罪的な感情や態度を持ってしまうことが少なからず発生するのがなぜなのかということについて、よく考える必要がある。そこにもまた、女性差別の深刻な現実があらわれているのである。そして、党はそこ(=女性の中に内面化された女性差別)とも然(しか)るべく対決しないわけにはいかない」とある。この言葉は「『告発』は撤回されたのだから性加害の事実はなかったのだ、石田処分は不当だ」などとわめく石田一派にそのまま突き刺さる。この一点で、石田一派は徹底して自らにだけは甘く、女性差別を本当になくそうなどと露ほども考えていない集団であることがはっきりする。

国家権力に投降

第三に、石田一派の「目的」とは革共同指導中枢を破壊・解体することであり、そのためには国家権力の弾圧をも引き入れようというカクマルばりの反革命集団へと急速に変質・転落している。
石田一派は35全総で「政治局打倒」を掲げて「蜂起」したが、「では政治局を打倒してどうするつもりだったのか?」という問いに対し、異口同音に「その後のことは何も考えていなかった」と答える。そもそも階級闘争・革命運動に全責任をとる気などまったくない恥知らずの無責任集団であり、「政治局を打倒して石田処分さえ撤回されればそれでよし」という、革命党最高指導部の破壊と私党頭目の救済だけを自己目的化した連中だ。前記「作戦MEMO」には「デタラメな決定は実力で粉砕する」「拍手承認や多数決は許さない」などの石田直筆の書き込みがあり、革共同の全国大会に次ぐ最高意思決定機関である全国委員会総会を、自らの「要求」を押し通すために物理的に粉砕しようとしていたことは明らかだ。革共同史上にも例を見ないこのような組織破壊の反革命集団が、怒れる同志たちの手で35全総会場のみならず革命党本部である前進社からも実力でたたき出されたのはまったく当然のことだ。

石田一派の転向・変質は急速に進んでいる。すでに9月21日付「声明」で35全総の具体的日程を公開することで国家権力への「投降」を開始していたが、続く9月28日付「全学連声明」なるものでは関西地方委員会同志の「暴力行為」をでっち上げて、「暴力行為等処罰法(暴処法)」弾圧を含めて全面的な国家権力への「売り渡し」路線に突き進んでいる。そもそも石田自身が、中国侵略戦争急切迫情勢下で今年に入って激化する国家権力による学生運動・反戦運動弾圧と全存在をかけて真っ向対決することができないばかりか、そこから身をそらし、弾圧の重圧に耐えきれずに革命運動から脱落・反革命化した。
そればかりか、「革共同憎し」の倒錯した怒りを募らせ、国家権力との親和性を強めて革命党破壊のお先棒を担ぐ「投降集団」になり果てている。これもまた、カクマルをはじめ数々の脱落・転向の反革命分子が歩んだ道だ。

労働者階級を蔑視・侮辱してマルクス主義を解体

第四に、石田一派の反革命的本質は「徹底した労働者階級蔑視」であり、労働者自己解放思想であるマルクス主義を根本から解体している。
一つに、石田一派の9・11~12「全学連大会」議案から、動労千葉が呼びかける「11・2労働者集会」方針を丸ごと削除したことは重大だ。この議案執筆に責任をとっていたのが石田その人だ。しかもこの「全学連大会」は1カ月たった今でも議案・討論内容・執行体制などのすべてが秘匿され続けている。1994年に11月労働者集会運動が開始されて以降、全学連大会の長い歴史でも「労働者集会全力結集」方針と「労働者階級との連帯」が明記されなかったことは一度もないが、石田一派はそれを目的意識的に削り落とした。これこそ石田一派が日本革命運動から完全に脱落したことの最大の指標だ。35全総会場でも労働者同志からの必死の訴えを石田一派はせせら笑い、罵倒し、「労働者敵視」の姿勢をあらわにしていたが、やつらこそ無内容に「理論水準」なる語を連発し(「学生は高水準、労働者は低水準」なるオルグが当たり前のように行われている!)、鼻持ちならない優越意識=エリート意識を満展開させるプロレタリア革命運動の敵だ。「全学連大会」に参加した学生大衆が「(石田一派は)労働者軽視でエリート主義」と批判して大行進運動と結合したが、日本階級闘争=革命運動を侮辱するこのような反労働者集団には、労働者・学生の怒りの鉄槌(てっつい)を食らわせなければならない。

いま一つに、「労働者軽視」とはマルクス主義の否定だ。9月15日付「前進」の政治局声明で、「女性解放の核心は共産主義の実現だ」「女性差別の元凶は階級社会、私有財産、資本主義、帝国主義だ。これを打倒しぬかない限り女性解放はないし、女性解放とは共産主義の実現以外にない」と出したが、石田一派は声明のこの部分に異様に反発し、「(女性解放の核心は共産主義の実現だ、は)一面的で浅薄」などと悪罵を投げつけている。それでは逆に石田一派に問うが、「女性解放」をいったいいかにして実現しようとしているのか? 帝国主義打倒が基軸に据わらない「革命的女性解放闘争」がありうるのか? 私有財産を廃絶しない「女性解放」などありうるのか? 「侵略を内乱へ」―帝国主義打倒の暴力革命―プロレタリア独裁―社会主義・共産主義社会の実現に向かう闘いの中でこそ、女性解放のみならずあらゆる差別・抑圧からの解放があるのではないか?

「労働者階級(プロレタリアート)の解放は、労働者自身の事業である。この解放は、資本主義社会の全面的な転覆によって達成される。そして労働者階級の階級的解放は同時に、階級社会のもとでのあらゆる抑圧・差別からの人間の解放、すなわち普遍的な人間解放である」(革共同綱領草案〔一〕)——この原点的・立脚点的立場を「一面的で浅薄」とするならば、もはや石田一派はマルクス主義やプロレタリア革命とは無縁の(帝国主義打倒の立場を放棄した)小ブル「改良主義」集団でしかない。だからこそ「反革共同―反マルクス主義」で肩を寄せ合うことしかできない石田一派は、革共同からたたき出されて1カ月たった今でも「新党」を結成することもできなければ、まともな「政治綱領」一つ発表することすらできない。

中核派に結集を

第五に、11・2集会大結集を中核とする今秋の革命的反戦闘争―中国侵略戦争阻止闘争に膨大な学生大衆を組織し、急速に反革命化―体制内化を進める石田一派を完全打倒しよう。
今年3月の34全総を決定的転換点に、革共同は革命的女性解放闘争と「連帯し、侵略を内乱へ」の闘いを一体で推し進めてきた。石田一派は、中国侵略戦争―世界戦争情勢の進展(それは世界革命情勢も生み出す)、他方での34全総以降の女性同志を先頭とした必死の変革的実践の中で、必然的に「革命の妨害物・阻害物」としてあぶり出された。革命の前進が密集した反革命を生み出す。革命党はいかなる困難があろうとも、自らの中の中途半端なものを振るい落とし、踏みしだいて前進していかなければならない。石田一派を粉砕し、打倒し尽くす中にこそ、6千万労働者―300万学生に開かれた革命運動の本格的発展がある。これこそが徹底した党内闘争・党派闘争を貫いて革命党を「純化」させ、ロシア革命に勝利したレーニンの思想の真骨頂だ。
すでに多くの学生が石田一派から離反して、マル学同中核派のもとに結集してきている。11・2集会への残り3週間でさらに膨大な学生大衆と結合し、中国侵略戦争阻止―トランプ・高市打倒―帝国主義打倒の巨大な学生の決起をつくり出そう。闘う学生はマル学同中核派に結集しよう。

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