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関西女性反戦集会かちとる 荒々しい女性解放闘争へ

組織変革の先頭に立ってきた「当事者の会」を軸に、集会は革命的女性解放闘争の創成へ大きな一歩となった(10月11日 大阪市)

大阪市内で10月11日、「関西女性反戦集会」を120人の結集でかちとった。本集会は、昨年11月に明らかになった関西組織問題を通して、組織の変革を先頭で闘いながら当該らが自らつくり出した団結形態=「当事者の会」が軸となり、関西女性反戦集会実行委員会の主催で行われた。

冒頭、実行委員長の谷口恭子さんが本集会に至る経緯と決意を第1基調として報告。谷口さんはまず、「戦争反対、労働者階級の解放、人間解放を掲げて闘っていると思っていたこの運動体の中で、深刻な女性差別が続いてきたことが発覚した。3度目の世界戦争に突入している現情勢の中で、私たちの運動がどう闘っていくのかが鋭く問われている。帝国主義戦争を内乱に転化する、革命的女性解放闘争の旗を何としても打ち立てたい! その思いで本日を迎えた」と切り出した。続けて、「私たち一人ひとりが、この戦争の時代にどう生きるのかが問われている。今まで通りでいいはずがない。運動内部に驚くほどの激しい動揺や自己変革の拒絶、脱落・逃亡も生じている。本物かどうかがふるいにかけられている。帝国主義の側が、平時とは変わって激しい暴力性をもって労働者階級に『帝国主義の側につけ!』と要求している。私たちは断固『否!』と答えよう。そう言える、極めて価値創造的な闘いをこの1年貫いてきたことを誇らしく思う」と1年間の苦闘と飛躍を振り返った。
そして谷口さんは、「結語として私たち女性は、差別に屈服し戦争推進者となってきた歴史を二度と繰り返したくない。これから国内が二分する情勢になっていく。体を張って、国家権力・民間右翼、内部から出現した裏切り者集団=石田一派と断固対峙しぬき闘う。荒々しく戦闘的な革命的女性解放闘争をもって、中国への侵略戦争を内乱へと転化する闘いを、我と我が手でかちとっていこう! 共に闘おう!」と決意に満ち満ちて訴えた。

続いて改憲・戦争阻止!大行進・兵庫の林善子さんが第2基調を報告した。林さんは「二度とアジア侵略を許さず『血債の思想』を取り戻し、その力で8・6原爆ドーム前では老いも若きも人生をかけてスクラムを組んで反戦運動潰しと闘い抜いた。新たに暴かれた女性差別・運動破壊を粉砕したのもその力だ。10・5闘争を先頭で牽引(けんいん)した女性たちの力がここにある。当事者の会が先頭に立った今日の集会とデモを、その思いを受け止めて共にかちとりたい」と意気込みを語った上で、「社会で続発する女性への差別、暴行、殺人……女性が生きがたい社会は帝国主義が元凶だ。帝国主義の思想に屈服させられ戦争に動員されていった苦い過去を繰り返すことは許されない。女性解放の道は帝国主義打倒=共産主義の実現の中にこそある。革命を目指して『政治と暴力の奪還』を!」と力強く訴えた。

当事者の会メンバーからのアピールでは、それぞれの苦しみや葛藤、立ち上がるまでの揺れ動きや、関西組織問題では自身もまた当該を抑圧してしまったことへの自己批判なども語られた。そして、告発に伴って加害者の家族に痛みを与えることになったことへの謝罪も表明されつつ、これからの闘いの決意が次々と語られた。また、自分たちのこの格闘・苦闘をふみにじり、裏切った石田一派への激しい怒りが表明された。
まとめと行動方針を大行進・奈良の野田章子さんが提起し、最後に女性労働者の団結ガンバローで集会を締めくくった。昨年12月の欺瞞(ぎまん)に満ちた「関西女性反戦集会」とは真逆に、当事者の会をはじめ参加者全員の熱烈な思いがあふれる集会となり、真の革命的女性解放闘争の出発点としてかちとられた。

集会終了後、梅田に向かってデモが出発。女性を先頭に「日米による中国侵略戦争阻止!」「高市・トランプ打倒!」「女性を先頭に闘おう!」と元気よく街頭へ打って出た。この勢いで11・2全国労働者総決起集会へ攻め上ろう!!
(関西女性反戦集会実行委員会・一ノ瀬楓)

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