横田 「統合軍司令部」新設許さぬ 基地ゲートへ白ヘルデモ
改憲・戦争阻止!大行進東京と同三多摩は10月18日、米日の中国侵略戦争阻止・横田基地=「統合軍司令部」粉砕を掲げて、米軍横田基地を直撃するデモを100人の結集で闘いました。
当日の福生駅周辺は、これまでの闘争風景とは一変。大量の機動隊が徘徊(はいかい)し、右翼車両が大音響で妨害演説を行うという状況でした。
デモ出発前の集会では、基調報告を大行進三多摩の大山尚行さんが行いました。大山さんは、米軍が横田基地の在日米軍司令部にインド太平洋軍司令部(ハワイ)の作戦指揮権を一部委譲し、中国侵略戦争―世界戦争を指揮する「戦闘司令部」として再編しようとしていることを怒りを込めて弾劾しました。
また、多数の戦闘負傷兵を治療する「全血輸血訓練」や、20日から行われる自衛隊統合演習と一体で陸自第1師団も参加する「ビバリーモーニング26―1」という「戦闘即応演習」が横田基地で行われていることを弾劾しました。そして、横田基地への「統合軍司令部」新設粉砕闘争が米日による中国侵略戦争阻止の闘いであることを明らかにし、「今日の横田デモを心置きなくやり切って、11・2全国労働者総決起集会への2週間決戦を闘おう」と訴えました。
続いて、地元の「米軍基地に反対する実行委員会」の仲間、三里塚芝山連合空港反対同盟の伊藤信晴さん、大行進神奈川、同東京北部、学生の仲間が連帯発言を行いました。
集会後、デモに出発しました。福生駅のデッキやスーパー横の歩道はデモ行進を見ようとする市民でいっぱいです。その中をデモ隊は、ヘルメット部隊を先頭に意気高く出発。横田基地第2ゲート前では、デモ隊の迫力に慌てた警察権力が国道16号線を全面的にストップし警備車両でゲート前に阻止線を張り、基地突入を阻止しようとするあり様でした。
デモ終了後、参加者は航空自衛隊横田基地司令部と在日米軍司令部への申し入れのために再び第2ゲート前に移動し、機動隊と激突して実力抗議行動を闘いぬきました。大注目の集会とデモ行進は多くの地元の人々との合流を生み出し、文字通り11・2集会への大結集運動として打ちぬきました。(改憲・戦争阻止!大行進三多摩 池田文夫)

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