大行進関西 祝園弾薬庫へデモ
「侵略の武器庫」撤去を
改憲・戦争阻止!大行進関西が11月30日、「祝園を侵略の武器庫にさせない!祝園(ほうその)反戦デモ」を80人の結集で開催しました。事前に周辺地域にポスティングを行い、集会にはビラの呼びかけに応えて地域住民や青年の参加もかちとられました。
基調報告では、高市による「台湾有事は存立危機事態」発言を徹底弾劾するとともに、「危険施設の撤去要求」を超えて中国侵略戦争へのミサイル・弾薬の搬入・搬出を阻止する実力反基地闘争として祝園闘争を発展させていくことを提起。戦時に突入した情勢の中で、大行進運動の変革・飛躍をかけてデモを打ち抜くことを確認しました。
地元住民でもある大行進奈良・日教組奈良市の西谷内寛子さんは、反戦闘争の先頭に教育労働者が立つ闘いに挑戦する決意を語り、大行進京都の長岡達也さんは海上自衛隊舞鶴基地における地下要塞(ようさい)化工事の動向を報告し、祝園弾薬庫増設と一体で進む自衛隊の大軍拡・戦時体制への転換と対決する闘いの意義を訴えました。大行進兵庫の林善子さんは、日本帝国主義の侵略・虐殺の歴史を学び直すことを通して、差別・排外主義に屈することなく血債の思想を貫いて街頭・職場で闘う決意を固めたことを万感の思いを込めてアピール。
全学連の学生は11月労働者集会の地平を発展させ闘う決意を述べるとともに、石田反革命打倒の闘いに共に決起しようと力強く呼びかけました。青年労働者からの、女性・青年・学生を組織し荒々しい実力反戦闘争を登場させるという決意表明を受け、「祝園弾薬庫即時撤去」を掲げた横断幕を先頭にデモに出発。
すがすがしい秋晴れと紅葉の山々を背景に、ニュータウンの住宅街から精華大通りに入り、町役場前から祝園駅前までのデモです。リズム隊とシュプレヒコールは沿道の住民や車両からの大きな注目を集め、コンビニから歩道まで出てきて拍手する住民や、マンションのベランダから手を振る住民と交歓しながら、3㌔メートルのデモを元気に打ち抜きました。
前日の大阪市・京橋駅での街頭宣伝では、私たちの訴えに涙を流し全身で謝意と賛同を表明してくれた中国人旅行者や、「皆さんは本当に勇気ある人たちです」と激励してくれた留学生と結びつくことができました。革命的女性解放闘争の巨大な大衆行動を実現する挑戦と一体で、次は12月21日の御堂筋反戦デモに打って出ます。
(改憲・戦争阻止!大行進関西事務局 西納岳史)

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