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芝山現地闘争―「第2の開港」粉砕を誓う

「第2の開港」粉砕!三里塚反対同盟を先頭に芝山町を一周するデモに出発(3月29日)

「第2の開港粉砕! 成田拡張=軍事空港粉砕!」を掲げて、三里塚芝山連合空港反対同盟が主催する芝山現地闘争が3月29日に行われた。全国から芝山文化センターに400人が結集し、「成田拡張で強制収用へ」の報道・キャンペーンを打ち砕く総決起として、意気高く集会とデモをかちとった。
集会前半の司会を婦人行動隊の木内敦子さんが務めた。最初に千葉地裁の耕作権裁判反動判決、機能強化「本格着工」と「第2の開港」キャンペーンなどの攻撃に対する反対同盟の果敢な闘いを記録した15分のビデオの上映が行われた。
主催者あいさつとして東峰の萩原富夫さんが登壇した。毎月の空港周辺地域一斉行動、工事現場に対するフィールドワークなどの地道な取り組みを確認し、第3滑走路予定地のうち民有地の13%の所有者が買収を拒んでいることを報告した。そして「地元住民」を僭称する極悪の裏切り分子、石井新二、石毛博道が恥知らずにもNAAに向けて「強制収用に踏み切れ」と申し入れたことを「金もうけしか考えていない」と断罪した。「反対同盟は天神峰・東峰の敷地内を中心に団結を守り意気軒高と闘っている」と自信に満ちて述べた。
さらに萩原さんは米トランプ政権を「戦争放火者」と規定し、「第2の開港」やエアポートシティ構想が成田の軍事拠点化であることを指摘し、空港廃港へ向けて闘いぬく決意を鮮明に表した。
続いて連帯のあいさつとして、動労千葉の関道利委員長が発言に立った。「われわれは第1の開港も認めたわけでは

上から市東孝雄さん、木内敦子さん、萩原富夫さん、宮本麻子さん、伊藤信晴さん

ない!」と断言し、反対同盟との血盟をいよいよ固め、中国侵略戦争へ突き進む高市政権に立ち向かい、戦争を阻む決意を表した。国鉄1047名解雇撤回裁判においては、不当労働行為を認定させる勝利まであと一歩にこぎつけたことに対し、国家権力があせりに駆られて裁判長交代を行ったことを報告した。反動を打ち破って国鉄闘争勝利をもぎとり、市東さんの農地を守るために裁判だけでなく実力をもって立ち向かう気概を表した。
関西実行委、市東さんの農地を守る沖縄の会に続き、3・11反原発福島行動実行委共同代表の椎名千恵子さんが連帯発言を行った。4月6日の天皇の福島訪問と、市東さんへの農地強奪攻撃を舌鋒鋭く批判した上、3・11福島原発事故から15年がたった今も、若者の甲状腺がんの発症が続くなど被害の拡大・深刻化が続く福島の現状を報告・告発した。そして「戦争危機の根源は帝国主義とスターリン主義だ。労働者階級が権力を奪い取り、核のない社会を私たちの手で!」と強く呼びかけた。
天神峰の市東孝雄さんが登壇した。「強制執行から3年がたちます。NAAはフェンスを張ってそのまま。あの千葉地裁判決は、反対同盟つぶし以外の何ものでもない。反対同盟結成から60年。最初は、お金を出せば出ていくだろう、聞かなければ権力を使って追い出す、そういうやり方が空港の始まりです。今でも『ボタンのかけ違い』なんて言いますがそれ以前の問題ですよね。空港側の姿勢が間違っている。空港公団は『強制的手段は二度としない』と言いましたが、今逆に元同盟員が『強制執行早くしろ』と声を上げている。絶対に許せないです。これからも私は、国策と闘う福島・沖縄・三里塚を一つの闘いとして、動労千葉をはじめ闘う労働組合、市民、学生と力を合わせ、反対同盟60年から70年へと続く闘いをあきらめずにやっていきます」
この不屈の闘魂が参加者全員の胸を打ち、開場は拍手に満たされた。
続いて、反対同盟顧問弁護団が発言し、千葉地裁・斉藤顕裁判長が耕作権裁判で「賃借地の位置特定はどうでもいい。面積だけが問題」と最重要争点を踏みにじったデタラメな判決を出したことを解説・批判し、「必ず控訴審で覆し勝利する」と誓った。
市東さんの農地取り上げに反対する会、群馬・市東さんの農地を守る会が連帯発言を行った。群馬・守る会の大塚正之さんは、「戦争が始まった今、治安弾圧と真正面から闘う時」と述べた。
全国農民会議事務局長の秋山和雄さんが、反対同盟事務局次長・故萩原進さんの提起で発足した全国農民会議の由来を語り、今こそ高市・トランプの侵略戦争を許さず、農業つぶしと全力で闘うとの決意を表した。
婦人行動隊の宮本麻子さんがカンパアピールを行い、「成田空港を中国侵略戦争の拠点にしない」と、三里塚が全国の反戦・反核闘争の先頭に立つ気概を示し、続いて後半の司会を務めた。

熱気あふれる集会をかちとり、団結ガンバローを三唱(芝山文化センター)

反対同盟事務局員の伊藤信晴さんが「第2の開港粉砕に向けた戦闘宣言」として登壇した。まず日米首脳会談での高市の「世界中に平和と繁栄をもたらすのはドナルドだけだ」という恥知らずな発言を徹底弾劾した。そして、そもそもNAAが市東さんを「不法耕作者」と決めつけて起こした耕作権裁判で、NAAによる賃借地の位置特定の誤りを不問に付して出された千葉地裁の一審反動判決の矛盾を強く指摘した。さらに機能強化と一体での、軍事空港建設としての国際的物流と航空宇宙産業育成の拠点づくりと破産性を指摘した。「三里塚をイラン、中国、アジア人民に届くような闘いとして爆発させよう!」との熱い呼びかけに会場が沸いた。
「20時間飛行の騒音では生活が出来ない!/郷土の空を考える会」ののぼりを掲げて、空港周辺に住む住民2人が登壇した。深夜の航空機騒音による健康破壊の深刻さを訴え、夜間飛行差し止め訴訟への支援を熱烈に呼びかけた。
現地共闘団体の決意表明として、最初に革共同を代表して全学連書記次長の渡辺祥英さんが立った。イラン侵略戦争で無差別虐殺を続けるトランプ、それを賛美し後押しする高市に烈火の怒りをたたきつけ、佐世保・横須賀・沖縄からの米軍艦船出撃を弾劾した。3・20日米首脳会談粉砕闘争をイラン人民とともに闘ったことを報告し、成田「第2の開港」に対して、「軍事空港粉砕の新しい闘いを作り出す」と力強く宣言した。「4月に大学に入学する75万人を、戦争絶対反対、帝国主義打倒、スターリン主義打倒の革命家に育て上げる。それが三里塚闘争の持つ巨大な歴史的力だ」と断言し、新入生を引き連れて三里塚に登場することを約束し、満場の拍手を浴びた。
最後に、事務局員の太郎良陽一さんが行動提起を行った。「開港されても空港の中に農地が存在している。三里塚闘争は負けていない。権力の強制収用の脅しに屈せず、農民が自分たちの家族、地域、農業を守り続けてきたのが三里塚だ。今、軍需産業が育成され人殺しの武器が作られている。三里塚はこの金もうけの資本主義社会を根本から変える闘いだ。三里塚闘争60周年の6・21農楽まつりに全国から大結集しよう。われわれの闘いが未来を決定する。石井新二らの強制収用要求を粉砕しよう!」
この呼びかけに参加者全員が奮い立った。

動労千葉㊤、全学連と青年労働者の白ヘル部隊㊦が芝山町を力強く行進

太郎良さんのリードで団結ガンバローを三唱し、デモに出発した。
反対同盟を先頭に文化センター前を出発。動労千葉をはじめ労組の隊列、「中核」の白ヘル部隊がそれに続き、警察・機動隊の規制をはねのけ力強く行進した。宣伝カーからは宮本さんが「成田空港拡張は侵略戦争へ向けた出撃拠点づくりだ」「芝山への軍需産業誘致を認めない」「買収を拒む農家・住民への脅しを許すな。破産した土地収用を再び持ち出すことはできない」のアピールを大音量で響かせた。
両側に畑と住宅が広がる県道62号線(芝山はにわ道)を南下し、左折して細い生活道を経て、県道45号線を北上。活気あふれるデモが町役場前を通過した。このコース一帯は直接の拡張予定地ではないが、第3滑走路が稼働すれば間違いなく殺人的騒音にさらされる。芝山町内に空港敷地が占める面積は、現在の約93ヘクタールから744ヘクタールへと拡大し、実に町の総面積の約6分の1が空港によって削られてしまう。これが地元との「共存共栄」だと言うのか!?
デモは再び45号線の道路に出て北進。道沿いの家から多くの住民がデモに熱い視線を送っている。機能強化=「第2の開港」を阻止できることを訴え続け、文化センターまでの周回デモを貫徹した。(TN)

スケジュール
◎第3滑走路建設阻止・フィールドワーク 4月15日(水)午前10時 成田市天神峰 市東さん宅前集合 呼びかけ/三里塚芝山連合空港反対同盟

文化センターを出て芝山はにわ道を南下

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