2月4日、三里塚現地と東京高裁前で同時決起やりぬく
第3誘導路関連工事本格化を許すな! 2月4日、三里塚芝山連合空港反対同盟が呼びかける緊急現地闘争が闘われ、この日狙われていた切り回し道路への切り替えを粉砕した。
午前9時、市東さん宅南の開拓組合道路に反対同盟と支援の労農学60人が結集した。市東孝雄さんが最初に「こんな工事は認められない。怒りを込めてデモをやろう」と呼びかけ、続いて全学連の織田陽介委員長が「街頭、世界中に怒りがあふれている。三里塚から日帝打倒を!」と叫んだ。
「う回ルート」を向かい風を押し返してデモが進撃した。到着地の南台の市東さんの畑で、萩原進事務局次長が「三里塚、動労千葉が“一点突破”で勝利したとき、雪崩を打って総決起が始まる」と、1月中の切り回し道路開通を粉砕した勝利を確認し、2~3月の総決起を訴えた。デモ隊は再び工事現場前に集合して弾劾をたたきつけ、この日の工事を完全中止に追い込んだ。(TN)
同日、東京高等裁判所で天神峰現闘本部裁判の控訴審第3回弁論が開かれた。反対同盟を先頭に120人が裁判所を取り囲む霞が関デモを行い、傍聴闘争に臨んだ。
午前11時開廷。井上繁規裁判長の結審策動と対決する緊迫した雰囲気のもとで、冒頭に北原鉱治事務局長が現闘本部の実地検証を求めた。続いて顧問弁護団が、NAA(成田空港会社)が付帯控訴状で仮執行での建物撤去を求めたことを違法・不当と弾劾し、石橋恵美子証人らの採用を強く請求した。すると、井上裁判長は理由も告げず「請求を却下する」と述べた。間髪を入れず弁護団は「忌避! 裁判官忌避を申し立てる!」と一斉に立ち上がった。裁判長は、忌避申立を無視してか細く「弁論終結」を口にし、期日指定も閉廷宣言もできず一目散に姿を消した。
「逃げるな!」 法廷は怒号で騒然となった。
裁判後、北原事務局長は「彼らが答弁できないところまで追い詰めた結果だ。現地闘争で勝利する」と現闘本部を守り抜く決意を語った。(KZ)
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