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東京 11・22決起へ女性解放学習会 「天皇制と女性差別」巡り討論

川添望さんの「天皇制と女性差別」の講演に聞き入る参加者。その後、熱心な討論が行われた(9月5日 東京都渋谷区)

東京・渋谷で9月5日、3・8国際婦人デー集会実行委員会の主催で「天皇制と女性差別」の学習会が開催された。7月東西女性反戦デモに参加した女性たちも含め、90人が参加した。
まず司会者が「改定された皇室典範が10月24日に施行され、年末に安保3文書改定が狙われるなど中国侵略戦争が激しく進められています。戦争と差別の元凶は天皇制であり、帝国主義そのものです。私たちは天皇制打倒を呼びかけた7・4高円寺デモを、右翼の妨害を吹っ飛ばして闘いました。関西の仲間から学び、革命的女性解放の理論として『天皇制と女性差別』を学習し、仲間を増やしていきたい」とあいさつした。
学習会の講師は、3・8国際婦人デー実行委員会、婦人民主クラブ全国協議会事務局長の川添望さん。川添さんは冒頭、「中国侵略戦争―世界戦争下で天皇制が強化されている。それは、日本帝国主義が天皇制・天皇制イデオロギーで日本のプロレタリア人民を戦争に動員しようとしているからだ」と高市の狙いを暴露した。そして戦前、女性解放活動家(平塚らいてう、市川房枝)たちが天皇制に屈服し侵略戦争に加担した痛苦な歴史を語り、他方、朝鮮・中国―アジア人民とともに天皇制暴力に屈せず命がけで闘い抜いた伊藤野枝などの女性たちの闘いに触れ、天皇制とは侵略戦争のためにあり、打倒すべき存在だと断定した。
特に、日本軍軍隊慰安婦とされ、初めて名乗りを上げ日帝と天皇を告発した金学順(キムハクスン)さんの訴えが紹介された。さらに、皇室典範をめぐる国会論戦で「女性・女系天皇を」「審議の進め方が乱暴だ」という批判では天皇制の強化を願うものでしかないと、天皇制打倒の立場に立つ死活性が強調された。
続いて川添さんは、もう一つのテーマである女性差別について展開した。①女性差別はどこから発生したのか、その根本は「私有財産、階級社会」にあること。②現在の帝国主義の社会ではどうか。近代国家として日帝が形成される過程が、台湾、朝鮮への侵略と植民地化の過程であり、同時に、「戸籍制度」を柱にした「家制度」を天皇制家族イデオロギーで貫き、「家主と家族」の関係を「天皇と国民」になぞらえて天皇制を浸透させていった。つまり日本は資本主義国家として最初から侵略国家としてあり、その国家支配と戦争動員への要諦(ようてい)として天皇制があった。これと一体で女性を「無能力者」とする明治民法(1898年施行)に象徴されるように女性差別も強化されていった。③戦後も戦犯天皇ヒロヒトは生き残り、植民地人民を排除して憲法が作られた。政府と警察は率先して米軍のための慰安施設を造り、沖縄を売り渡し、戦後革命を抑圧して帝国主義支配が再編された。戦後も、本質的に日本帝国主義、天皇制の支配のもとで搾取・収奪、差別抑圧の構造は変わっていない——と指摘した。
続いて質問と討論では、「日本の家族制度が天皇制とつながっていることがよく分かった。皇室典範が担ぎ出されてきてびっくりした。侵略のシンボルが天皇制イデオロギーだ。昭和天皇が死んだら終わりではない。戦前の教育を受けてなくても天皇に人気が出たり、去年の広島で『万歳』をやっていた。見えない『暴力性』について聞きたい」という意見をきっかけに、今日の天皇制の在り方やその暴力性について議論が盛り上がった。昭和天皇ヒロヒトの代替わり儀式の時に経験した弾圧やそれに抗した闘い、天皇の儀式には膨大な警備体制が敷かれる中、見識がなければ人民が動員されてしまっていることに対する危機感などが語られた。
「侵略戦争に動員された祖父のPTSD(心的外傷後ストレス障害)」から問題意識をもって立ち上がった女性は、「子どものことを軽んじていた父親」の在り方、「離婚した」とSNSに投稿し猛バッシングを受けた自身の経験が「天皇制と関係があることが分かった」と発言した。天皇制の強制の中に女性に対する差別・抑圧の根本がある。
議論をとおして学習会は成功したと実感しました。10・24高円寺女性反戦デモ、11・1労働者集会から11・22全国反戦闘争へ!
(3・8国際婦人デー実行委員会 北村美和子)

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