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成田強制収用への多古町説明会を徹底弾劾

多古町コミュニティプラザで開かれた強制収用へ向けたNAAの「説明会」に対し、反対同盟と支援連は怒りに燃えて弾劾闘争に立った。左端マイクは伊藤信晴さん(11月5日)

第3滑走路用地の強制収用に向けた成田空港会社(NAA)の第2回「事前説明会」が11月5日、多古町コミュニティプラザで開かれた。三里塚芝山連合空港反対同盟と支援連はこの日も怒りに燃えて弾劾闘争に立ち上がった。
開始時刻を前に夕暮れが深まっていく中で、NAA社員、多古町職員らは警察と結託して、抗議する人々を施設敷地から排除し、境界線でにらみ合いが続いた。
反対同盟事務局の伊藤信晴さんが抗議の第一声を発した。
「空港周辺では農地破壊、自然破壊が進んでいる。人間が生きる上で欠かせないのは食料であり、空港は必要ではない。住民を犠牲にして成り立つ空港建設などあってはならない。NAAは地元説明会を400回開いたと言うが、その中で住民の声を一度たりとも聞いたことがない。高市政権は骨太方針2026に成田機能強化を組み込み、中国への侵略戦争を構え、成田を軍事空港として建設しようとしている。この事前説明会と強制収用攻撃は、戦争準備の過程そのものだ。住民の未来は機能強化を粉砕し空港を廃港にする以外にない」
さらに事務局の太郎良陽一さんがマイクを握り、推進派に堕した石井新二らを激しく弾劾した。「成田市での説明会で、かつて反対同盟の中心にいた石井新二というやからが推進派として文章を読み上げた。その中で平然と、自分が1978年3・26管制塔占拠に関与したことを述べている。断じて許せない! あの時反対同盟と支援の多くの人たちが、成田の1期開港を阻止するため

石井新二ら元反対同盟の推進派に対し、反対同盟・太郎良陽一さんが徹底糾弾

に必死で闘っていた。私は横堀要塞に立てこもって闘った。何人もが弾圧を受け、命を落とした者もいる。自分が管制塔占拠をやった一人だと白状することを手土産として、石井は権力の懐に飛び込み、今やNAAの水先案内人になった。そういう文章を読み上げた。誰もが命をかけて闘ったあの闘いを石井は私利私欲のために利用し、三里塚闘争をつぶすために権力と手を結んだ。許せない! 石井新二、石毛博道、相川勝重、元反対同盟の彼らはまさに自分たちの私利私欲で強制収用をやれと叫んでいる。人間が生きる上で必要なのは農業だ。農業をつぶし金もうけに走れば地域は滅びる。次は空港の24時間化が狙われている。ここで止めよう! 強制収用をスクラムを組んで阻止しよう!」

参加者の車両が次々と構内に入っていく中、婦人行動隊の宮本麻子さんのリードで、強制収用攻撃を徹底弾劾するシュプレヒコールをたたきつけた。
説明会は午後6時30分に始まり、8時を過ぎて終了。参加者の車両が続々と出ていく間も、シュプレヒコールが上げ続けられた。

説明会終了後に参加者の車が出ていく中で、反対同盟は「説明会弾劾」のシュプレヒコールを上げ続けた。マイクは宮本麻子さん

会場内の模様は以下のようであった。参加者は前回成田市の倍の300人程度。やはり最初の40分がNAAによる一方的な説明に費やされ、残りが質疑応答に当てられたが、賛成派・推進派が次々と発言を続け、多古町議会議長の鵜沢茂が町の代表のような顔で「第3滑走路推進」を懇願していた。反対派も疑問・質問を出して発言したがNAAはまともに回答する気はなく、最後の質問者が「こんなヤラセのような質疑応答では、まったく説明会の体をなしていない。大問題だ」と強烈な不信感を表明したところで閉幕となった。
土地の7割が農地と森林で占められている多古町(平山冨子町長)では、飯笹地区において物流企業グッドマングループ(本社シドニー)による70ヘクタールの国際的な航空物流拠点施設の建設計画が進められている。平山町長は、空港に隣接しながら「空港西側の成田市や富里市に比べて多古町が空港関連の利権に預かれていない」ことにあせりを募らせてきた。そして空港機能強化を「絶好のチャンス」として、農地転用条件の緩和を進め、開発事業の呼び込みに躍起となってきたのだ。
グッドマンは物流施設だけでなく、環境破壊と住民無視で悪評ふんぷんのデータセンターの建設を全世界的に進めてきた企業だ。日本においては、千葉県印西市の大型複合開発地「グッドマンビジネスパーク」を中心に、データセンター開発(乱立)事業を展開している。

㊤多古町説明会会場 ㊦多古町が土地を提供してグッドマンの物流拠点開発事業平山町政は、農業つぶしを進めながら、空港拡張と一心同体のものとして多古町の将来を物流大企業に委ねようとしている。人口減少と経済危機が加速するこの日本で、しかも「C滑走路完成予定は2034年」と5年も先延ばしにされた中で(プロジェクト全体にとって致命的打撃)、平山町長の思い描く事業の成功と「町の発展」は破綻必至である。
空港絶対反対、農地死守を貫いて闘うことでこそ未来が切り開ける。
反対同盟が呼びかける11・11芝山説明会弾劾闘争に駆けつけよう。(TN)

スケジュール
◎強制収用手続き許すな!11・11芝山説明会弾劾デモ 11月11日(水)午後3時 芝山文化センター前集合→デモ 呼びかけ/三里塚芝山連合空港反対同盟
◎11・22全国集会 首相官邸デモ 11月22日(日)午後1時 東京 芝公園23号地 主催/改憲・戦争阻止!大行進
◎団結街道裁判控訴審 12月3日(木)午後3時開廷 東京高裁
◎空港拡張差し止め裁判 12月15日(火)午前10時30分開廷 千葉地裁

 

 

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