「成田拡張で強制収用」の極悪宣伝許すな―3・29芝山現地へ
報道機関各社は3月25日、一斉に「成田空港新滑走路用地取得に向けて、強制収用が検討されている」との記事を配信した。「移転対象の地権者らでつくる住民団体が、強制収用に向けた事業認定申請の手続きを進めるよう要望した」などと、強制収用があたかも地元住民の意思であるかのような書き方がされている。
これは地元住民に対する「最後は機動隊の暴力で土地を強奪してやる。それがいやなら土地を売って出ていけ」という暴力的威迫以外の何ものでもない。成田拡張=第3滑走路の用地取得に行き詰まった成田空港会社(NAA)、国家権力、マスコミによる極悪の「強制収用」宣伝を絶対に許してはならない!
そして60年にわたって「農地死守・実力闘争」の原則を貫いて空港の完成を阻んできた三里塚芝山連合空港反対同盟の存在に追いつめられた、敵のあがきである。その本質は、日本帝国主義が高市政権のもとで成田空港を、国際的物流と航空宇宙産業育成の拠点機能を備えた軍事空港・兵站基地として完成させようとする攻撃である。
反対同盟を先頭に、全国の労働者・農民・学生・人民の実力で第3滑走路建設を阻止し、「第2の開港」を粉砕しよう。移転強要、騒音被害と闘う住民を守り抜こう。
「強制収用を要望する住民団体」とは、元反対同盟員で極悪の空港推進派に堕した石井新二を会長とする「空港と共存共栄を目指す会」のこと(芝山町、多古町に18人の会員がいると自称)。元反対同盟の石井新二、石毛博道という極悪の転向者の名前は、三里塚闘争に参加した人は何度も聞いたことがあるだろうが、今回もこの2人組が主犯だ。
石井、石毛は25日、NAA本社を訪れ藤井直樹社長に「提言書」を手渡した。その内容は、NAAが400回に及ぶ住民説明会を実施していることを「民主的」と評価した上、「任意による用地取得は限界点に達している」「NAAは土地収用法に基づく『事業認定申請』に踏み出す以外にない」とあからさまに「農地強奪をやれ」と求めるものだ。石井はその場で、「強権的な手法ではあるが、伝家の宝刀である土地収用法を使ってでも(滑走路新増設を)実現するという意思を示してほしい」と迫った。これに対し藤井社長は「地権者の理解が得られるよう最大限努力していく」と述べ、事業認定には直接言及しなかったと報じられているが、「地元からの要望で強制収用へ」という茶番を最大限の努力で演じてみせた。
直後に石井は報道陣に囲まれ「なぜ反対から推進に転じたのか」を問われると、「思うようにならないからといって、強制的な力でやることには今も反対。これからも反対する」「60年前は国のやり方が悪いから反対した」「良い空港をつくる、そうしたら地域もよくなるという発想のもとにやった。60年前と考えは変わらない」などとうそぶいた。それは反対同盟にいた「60年前」から自分は利権追求をこととする極悪分子だったことを表白し居直るだけの唾棄すべき言動だ。
「用地取得」が暗礁に乗り上げていることで、敵はとことん追いつめられている。「地元からの要求で強制収用へ」の極悪キャンペーンを、労働者・農民の正義の鉄拳で打ち砕こう! 市東孝雄さんの南台農地を守り抜こう! 目前に迫った3・29芝山現地闘争に全国から結集しよう!(TN)
スケジュール
◎3・29芝山現地闘争 3月29日(日)午後1時開場 芝山文化センターホール 千葉県山武郡芝山町小池973 集会後デモ行進 主催/三里塚芝山連合空港反対同盟


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