星野・大坂全国集会 大坂さん奪還を固く決意 反戦闘争爆発させ控訴審勝利へ
「無実の政治犯 星野さん大坂さん全国救援会」の主催で5月24日、東京・葛西区民館ホールで全国集会が開かれ、230人が結集した。冒頭にビデオ上映が行われ、5・15沖縄闘争の高揚や、前日横浜刑務所から須賀武敏同志が出獄した感動的場面が上映され、会場は一気に熱く高揚した。
最初に、無実の大坂正明同志のアピールが紹介された。1971年「沖縄奪還・安保粉砕、日帝打倒」の11・14渋谷暴動闘争を星野文昭同志と共に最先頭で闘った大坂同志は、国家権力の凶悪なでっち上げ弾圧と55年にわたり不屈に闘っている。「9年という長期の未決勾留と、東京拘置所の非人道的処遇と断固として闘う。外からの支援もお願いします」と訴えるアピールが圧倒的な拍手で確認された。
続いて全国救援会の小泉義秀事務局長が基調報告を行った。「アメリカ帝国主義のイラン侵略戦争を許さず、中国侵略戦争阻止の反戦闘争を全力で闘い、労働者民衆の実力で帝国主義を打倒し、社会を根底的に変革していこう。そこに大坂さん奪還、星野国賠勝利の道がある。大坂さん奪還の1万人署名を推進し、大坂控訴審、星野国賠闘争に勝利しよう」と提起した。
大坂裁判弁護団の西村正治弁護士は「一審の判決から2年半、いまだに裁判の期日が決まらないのは、東京高裁を追い詰めているからだ。中国侵略戦争阻止の反戦闘争の重要な一環として控訴審を闘い、何としても大坂さんを奪還しよう」と訴えた。山本志都弁護士は5月22日に大坂同志の保釈請求を提出したことを報告、さらに東京拘置所の劣悪な処遇実態を怒りをこめて暴露し、全力で打ち破ろうと訴えた。
星野国賠訴訟弁護団の岩井信弁護士は、国側がいたずらに訴訟を引きのばしていることを強く弾劾し、「言い逃れにきゅうきゅううとし、一貫性のない国の主張に負けるわけにはいかない」とアピール。和久田修弁護士は「星野国賠や大坂裁判で国を追い詰めているのは、皆さんの支援のおかげだ。辺野古で闘う皆さんにも、この勝利を伝えたい」と訴えた。6月26日の判決に必ず勝利しよう。
続いて全国救援会共同代表の浅野健一さんと星野暁子さんが発言に立ち、沖縄・辺野古闘争圧殺攻撃への怒りと、星野・大坂闘争の勝利を熱く訴えた。
全国の救援会から京都・滋賀の田村祐二さん、埼玉の皆川学さん、東京南部の大野八千代さんが決意を述べた。東京労組交流センターの山口弘宣代表は「無実の大坂さんが9年も勾留され、星野さんが国家権力に殺されて7年。こんな国家の暴力は絶対に許せない。帝国主義を打倒しよう」と訴えた。改憲・戦争阻止!大行進の本山隆介事務局長、全学連の学生が「星野さん・大坂さんに続いて、日本帝国主義を打倒する荒々しい反戦闘争をうちぬこう」と呼びかけ、首都を揺るがす6・14首相官邸大デモへの総決起を訴えて集会を締めくくった。
5・24全国集会への大坂正明さんのメッセージ
須賀さんの勝利に続く闘いを
(1)5月23日に須賀武敏さんが出獄されたことと思います。この場から一言送らせてください。
須賀さんおめでとうございます。病身に鞭(むち)打って不屈に貫徹した獄中闘争の勝利は見事です。これからは病気の治療をしつつ闘争現場へ復帰されることを期待しています。
(2)1カ月後に星野さんの控訴審判決が出るということです。これまでの経緯を見れば、基本的には一審判決を踏襲するのではないかと思います。そうであれば肝臓の徳島刑務所での責任には触れないものと思われます。
一審踏襲とはいっても反動の牙城(がじょう)・東京高裁のことですから、医療的な主旨は一審どおりではあっても賠償額を大幅に下げるということは考えられます。つまり名を捨て、実を取るというように、たとえ政治的には国側の敗北を認めても、敵に塩を送らないということです。
しかしたとえそうであっても、この勝利の歴史的・画期的な意義を否定することはできません。この勝利は、あらゆる収容施設の一定の医療改善を強制することは間違いないところです。
全国救援会はこの勝利に自信をもって、これからの反戦闘争の勝利に活(い)かしてほしいと思います。
(3)私は今、東京拘置所の施設や処遇が、他の施設などに比べると極めて劣悪なんだということを、入所9年目にして思い知らされています。水戸刑務所で闘いぬいた十亀弘史さんが、「無罪!」4月号で述べているように、刑務所のほうがはるかに開放的だというのです。東京拘置所は監視・管理に特化した構造のため、極めて閉鎖的であり、景色と言えるものは奪われています。プランター以外の花や木は見ることができません。そのプランターでさえ、コロナ以降は更新されず、その多くが撤去されています。つまりこの東京拘置所は、建物や処遇が被収容者の人間性・人権といったものを全く考慮していないところなのだということです。
司法制度の根幹にかかわる、未決勾留者の「推定無罪」論が否定されていることが重要な問題です。そして「人質司法」の問題もありますが、ここでは触れません。
東京拘置所の当面の改善として建物については無理ですが処遇については変えられます。
処遇の方針を決めているのは、被収容者の実情を知らない幹部職員(キャリア組)です。こうした人たちに処遇改善を要求していきたいと思っていますが、外からの支援もお願いしたいと思います。

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