三里塚第155回一斉行動―「推進派はお金しか頭にない!」
三里塚芝山連合空港反対同盟と支援連絡会議は6月28日、155回目の空港周辺情宣一斉行動に立ち上がった。
前日からの台風の影響もあり雨が降りしきる中、成田市天神峰の反対同盟会議室前に集まった仲間は朝の打ち合わせを行った。反対同盟事務局の伊藤信晴さんが、6月13日と15日に開かれた機能強化に関する芝山町住民説明会で示された、強制収用攻撃に対する住民の決起について報告した。「廃村化と言える攻撃の中で、住民の怒りは臨界点に達している。この怒りと結びついて情宣しよう」と呼びかけた。
この日用意された反対同盟ニュース第150号は、昨年を倍する210人の結集で盛況となった6・21農楽まつりを報じている。2面で「第2の開港」粉砕へ意気高く闘う反対同盟事務局の発言を紹介。3面で「三里塚闘争60周年 反対同盟アピール」を全文掲載。4面には、芝山町の農家の「命を育む農地と命を奪う空港。どちらを未来に残すべきなのか」との地域住民の声。さらに、機能強化推進の先兵役を買って出て強制収用にお墨付きを与えようとしている麻生孝之芝山町長を「農民殺しの手先となるな!」と徹底弾劾した芝山町住民説明会の報道記事を掲載している。
打ち合わせを終えた仲間は、それぞれの担当地域へと飛び出した。
成田市の住民は顔を見るなり、「これだけは言いいたい」と推進派へと転向した怒りを表明した。
「かつて反対同盟の幹部だった人たちが空港会社や市町がためらっている強制収用をやれとけしかけている。人間的にどうなのか。反対を続けられなくなったって普通はおとなしく黙っているよ。本当にお金のことしか頭にない」
芝山町の住民は開港から48年経った町の現状を怒りを込めて訴えた。
「道路整備もままならず慢性的な渋滞が引き起こされている。いつ事故が起きても不思議じゃない。また、河川の整備も遅れ、この程度の雨でも冠水している。まったく対応できていない。目先のもうけでしか動かない人ばかりだ。特に、熊谷千葉県知事や小泉成田市長、麻生芝山町長ら首長の責任は重い」
空港建設による移転を強いられた成田市の住民は、「空港のおかげで地域がバラバラにされ、帰る実家もなくなった」。
また別の住民は「代替地をもらったが、不便で買い手がつかないような場所だ。代替地は自分で探すしかないので不動産屋にだまされたのだと思う」と語った。
また、芝山町のある住民は、農楽まつりの成功、機能強化反対の声が噴出した住民説明会、改憲・戦争に突進する高市政権に怒りの声を上げる若者と軍事空港建設反対を貫く反対同盟の闘いの報告に、ある芝山町の住民は「久しぶりに元気をもらった」と語りせんべいを差し入れた。
参加者は、戦争反対、強制収用反対こそが住民の声だと実感し、一日の行動を終えた。
7月10日「四者協議会」が開かれ、NAAと国交省は「地元自治体の同意を取り付けた」と称して事業認定申請、強制収用へと具体的に動き出した。絶対に許してはならない。
地元住民は今次々と反対の声を上げており、誰も「同意」などしていない! 強制収用攻撃を実力で粉砕しよう!(N)
スケジュール
◎第3滑走路建設阻止・フィールドワーク 7月22日(水)午前10時 成田市天神峰 市東さん宅前集合 呼びかけ/三里塚芝山連合空港反対同盟


この記事へのコメントはありません。