3・16東京集会 基調提起
3・16東京集会の基調提起を紹介します。
3・16東京集会 基調提起
イラク侵略戦争から5年、世界は革命情勢です。世界中の労働者が立ち上がっている。戦争のこの世の中と、私たちが食っていけないこの世の中、誰がつくりだしたんだ! 資本家じゃないか。あいつらをぶっ倒そうじゃないか! そういう闘いが世界中で巻き起こっています。
革命はできる。絶対にできます。アメリカで1000万人の移民労働者がストライキをやって街中を止めました。そして今年のメーデーは港を封鎖すると言っている。どっちにしたって革命なんです。
イラク戦争が始まった時に、動労千葉は全組合員を引き連れて何をしたか。軍需物資なんか運ばない、俺たちは生きるんだ。そう言って電車を72時間止めました。労働者にはそういう力があるんです。資本家が何より恐怖しているのは爆弾とかテロとかじゃない、労働運動の爆発なんだ。労働運動が階級的に爆発することを徹底的に恐れているんです。
階級的爆発とは、労働者を資本家に売り渡す今の組合のあり方ではない。労働者は一つだと言って一人の仲間の首切りも許さない、一人の仲間に押し付けられている痛みは全員の痛みだと言ってすぐストライキしちゃうような、動労千葉のような闘いのことです。そういう闘いだけが、自分や資本の枠を超えて、仲間をつくることもできるし、闘いを抑圧してきた太い鎖をぶっちぎって一緒に闘おうぜって言えるんです。それが動労千葉型労働運動です。
日本だけではなく全世界で、国鉄分割・民営化のような労働運動破壊攻撃があらゆる職場で起きています。世界は第二次国鉄決戦です。この分割・民営化攻撃と唯一闘って勝利して、組織を拡大しているのは動労千葉だけです。私たちがこの動労千葉型労働運動をやることだけが、第二次国鉄決戦を世界革命にしていくことのできる闘いなんです。
資本主義は終わっている。もう革命しかない。去年、私はそう言ってきました。だけどそれでは全然足りません。資本主義が終わりだから、その対案が革命だと言っているんじゃないんです。私は革命がしたいんだ! なぜなら私の人生は一回きりだからだ。だからこんな世の中に生きていたくないんです。
私が動労千葉派だということをはっきりさせて職場で闘いだしたら、御用組合が弾圧してきて私の組合員権を剥奪しました。全然意味がない。だって私、やめないもん。闘いは組合員権があるからできるわけじゃない。権利なんてものは、資本家に与えられたり、組合に与えられて得るものじゃない。私の体、私の声、私が考えていること、これそのものが力なんですよ。その力をみんなが発揮することが、団結なんです。
昨日、1047名の解雇は国家による不当労働行為であることを一切認めないという、超反動判決が下りました。もうあいまいなものは一切ふっとびました。敵は階級的です。サミットで各国の首脳が集まるけど、唯一団結しているのは労働運動をぶっつぶすということだけじゃないですか。
これまで机の上で握手しながら机の下では足を蹴り合ってたような資本家連中が今、何をやっているか。机の上でも「中国をおれに寄こせ」とかやっているんですよ。世界戦争の真っただ中に行こうとしている。この時に、あいつらが恐怖しているのは労働運動なんです。戦争なんかしてたまるか、戦争なんて資本家のために死ねってことじゃないかと言って、全世界の労働者がつながることに資本家は恐怖しているんです。
全世界の労働者が、生きていけない、仕事もない。そういう中で「生きさせろ」の闘いが始まりました。この「生きさせろ」の闘いは必ず、「生きてやる」の闘いになります。俺たちに権力を寄こせ、世の中は労働者が動かしてるんだ、そういう闘いに必ずなります。資本家に対して「生きるだけの賃金よこせ」というところにとどまらないのが労働運動なんですよ。そのことをはっきりさせましょう。
それから、動労千葉派として闘うことは、お前ら過激派かと職場で言われちゃうんですよね。それはすごい名誉です。戦争やっているこの国の中でこんな国はおかしいと言うことが、非国民とか過激派とか言われるんだったら、過激でけっこうですよ。だって私たちは単に、国なんかつぶれたっていいと言っているだけじゃない。世の中は労働者の団結で動かすことができるんだと言っているんです。そりゃ過激ですよ、当たり前じゃないですか。労働者が世の中取り戻して、何が悪いんだ! この工場は俺の資本で建てたんだ、だからお前ら働け、なんて、くそったれ! 誰が動かしてると思ってるんだ。だったら社長が工場に来て、工場動かしてみろよ。私の職場だってそうですよ。お前を雇ってやってるんだと、ふざけんな。注射一本も打てないような事務長が何言ってんだ! 誰が職場を回してるんだ。そこをはっきりさせてやりましょう。
それともう一つ。体制内御用組合との激突ということは、労働組合への失望との闘いです。さっきも言ったけど、権利なんてものは資本家や組合から与えてもらうものじゃない。現場の闘争方針は現場のものだ。現場の労働者が団結する、それを闘争方針と言うんです。それをやらない労働組合が、「組織決定」だ「団結破壊」だと言って現場の闘いを抑え込んでくることが、労働組合への失望を生んできたんです。私たちが闘争方針を出して、労働者にはこの力があるんだと訴えることでしか、組合への失望は展望に変わらない。
そして労働組合というのは、徹底的に組織的です。組織的とはどういうことか。一人ひとりが力を発揮するつながりだということです。それ以外の「組織的」というのは、組織のためにお前我慢しろっていうやり方でしょ。そんな組合は組合じゃない。自分たちが組合費を出して自分たちの首を絞めるような、そんな組織がなんで組合と言えるかって話なんだ。本当の団結を職場に取り戻そうじゃありませんか。
いまイラクで、イラクの労働者がストライキをバンバン打って闘っています。その結果、アメリカの石油強奪会社なんかは全部たたきだされています。軍事力をもってしたって、労働運動はつぶされないんだ。そしてイラクの労働者が最もつながりたいと思っている力は何か。それは、国家と非和解に、資本と非和解に闘う労働者の団結だ。それが世界的につながる力をもっている。
私たちは社会を動かしているし、社会を止めることも、そして戦争を止めることもできる。それが労働者です。労働者としての誇りとは、そういうことなんです。労働者の誇りを取り戻して、戦争をぶっとめ、そして革命やろうじゃありませんか!
2008年、労働者は、一切のあいまいさなく、革命のために、そして自分たちの解放のために、全世界の労働者と団結して頑張るぞ!
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