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8・31官邸前、野田への怒りさらに爆発!

s20120901b-1.jpg 8月31日も首相官邸前・国会前・霞が関抗議行動に4万人が参加、官邸にいる野田首相らに向かって怒りをぶつけた。「(原子力規制委員会)人事案反対」「人事案撤回」「田中(俊一)やめろ」「更田(豊志)もやめろ」「中村(佳代子)下ろせ」「再稼動反対」「大飯を止めろ」「今すぐ止めろ」「原発いらない」「原発やめろ」「原発なくせ」「子どもを守れ」「命を守れ」「未来を守れ」――。午後6時から8時まで、首相官邸、国会のある永田町から環境省、文科省、経産省などがある霞が関にかけて歩道を埋め尽くした労働者人民がシュプレヒコールをやり続けた。 

s20120901b-2.jpg 野田は、大飯原発再稼動を傲然と居直ったうえで、原子力規制委員会メンバー候補に原発推進派をそろえ、首相問責決議を逆手にとって国会中止の間に首相の独断で規制委人事を決めようとしている。伊方、泊など次々と原発を再稼働させようとしているのだ。原子力安全・保安院は、「断層の真上に原発を建ててはならない」という従来の見解を覆すとんでもない「安全評価基準」を新たに導入しようと画策していることが判明した。他方で「脱原発基本法」制定運動が登場し、野田と民主党がこれをも利用して反原発運動の隊列に分断を持ち込み、敗北に導こうとするうごめきを開始した。だが31日の行動ではだれもが野田への怒りを激しく表明し、再稼働絶対反対、全原発廃炉のシュプレヒコールを叫び続けた。だれもあきらめない。原発が全部廃炉になるまで闘いをやめないという決意と機運が増している。
 スピーチでは、子どもの命、人の命より国家財政が優先と公言する山下俊一福島医大副学長と野田、核廃棄物処分場問題を解決しないで原発を稼働させる政府や電力資本への怒りが表明された。
 「原発いらない福島の女たち」もアピールした。富岡町出身で水戸市で避難生活をしている木田節子さんは「私は原発事故で土地と家を失った。だから電力会社も政治家も原発をあきらめてくれと私は言ったが、彼らは何も変わらない。野田総理は『私の判断で安全を認めたから原発を動かす』と言っている」と弾劾した。郡山市から来た森園かずえさんは「野田首相! あなたは問責決議が出たのに原子力規制委員会の人事を通そうとしている。子どもたちにも大人にも甲状腺にのう胞やしこりが見つかっている事実をあなたはどう責任を取るのか! 国会議員の皆さんは議員バッジを外して福島第一原発の作業員としてと収束作業にあたりなさい。強欲でどうしようもないあなた方を福島県民も日本中の女性も絶対に許さない。子どもの命を助けることを第一に考えて再稼働、規制委員会人事を撤回しなさい!」。野田を絶対に許さないという迫力ある発言に一斉に「そうだ」の声が上がった。
s20120901b-3.jpgs20120901b-4.jpg 埼玉の男性は「日本は核の『被害者』から加害者になった。即刻原発を止めることが日本の責任だ。核兵器をやめること、原発をやめることが日本の生きる道。地震国日本の原発をすべてなくしましょう」と提起した。青森・八戸市から来た男性は「私は六ケ所村核燃サイクルに反対して28年になる。この国には原子力発電政策を進める資格はない。直ちに原発をやめるべきだ」と訴えた。大阪から来た視覚障害者は「再稼働した大飯原発で事故が起きたら私たちはどうやって逃げるのか。私たちは見殺しにされかねない。そんな原発は直ちにすべてやめてほしい」と切実な訴えを行った。
 多くの人びとが怒りを公然と表明し、闘いに参加することで自己を解放し、互いの連帯と闘いへの確信を強めている。資本や政府、議会、裁判所などのうそとごまかしはもう通じない。資本家階級と労働者階級とは非和解だという階級意識が巨大な規模で形成されつつある。反原発闘争への100万人決起情勢を促進し、JR外注化阻止決戦=国鉄決戦との結合をかちとり、11月に巨万の決起を実現しよう。(KW) 

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