【3・16海外・沖縄からの連帯メッセージ】
3・16イラク反戦5周年全世界一斉デモに海外・沖縄から寄せられたメッセージを紹介します。
【3・16海外・沖縄からの連帯メッセージ】
◆ILWU(国際港湾倉庫労働組合)ローカル10
ジャック・ヘイマンさん
動労千葉の皆さん、結集された兄弟・姉妹の皆さん!
アメリカ西海岸から、熱い国際連帯の挨拶を送ります。
国際的な労働者の日・メーデーに、ILWUは、イラクとアフガニスタンへの帝国主義戦争の終結と即時撤兵を要求して、アメリカ西海岸の全港湾を封鎖するる闘いに立ちます。この歴史的行動は、動労千葉にも参加頂き、昨年サンフランシスコで開催した「10・20戦争阻止労働者国際会議」をもって可能となりました。
私たちはそこで、『(共和・民主の)双方の資本主義政党が戦争に金を注ぎ込み続ける一方、アメリカと世界の圧倒的人民はこの戦争に反対している。だから、労働者はこの血塗られた戦争に終わりを告げさせるために、自らの生産点において自らの力を行使せねばならない。』と、宣言しました。
私たちは、平和のためのこの歴史的な行動に、多くの労働組合が参加することを呼びかけています。
08春闘の勝利を祈念します。
私たちと共に、”労働者の力で戦争を止めるぞ!団結しよう!”のシュプレヒコールを上げ、力強いデモンストレーションを展開しましょう!
ジャック・ヘイマン ILWUローカル10執行委員
◆CAMS(校内の軍国主義に反対する連合)
アーリーン・イノウエさん
CAMSは、平和で人間的な世界を目指し、アメリカ、取り分けロスアンゼルスにおいて、公立学校の非軍事化のために共に活動する生徒、教師、保護者およびコミュニティーの連合体です。
私たちは、イラク、アフガニスタン、イランへの戦争に反対する日本の労働者・学生の皆さんと連帯して闘います。
わたし自身、日系三世として、日本における反戦・平和運動、取り分けずばりと物を言う勇敢な学生たちをとても誇りにしています。皆さんの闘いは、民営化、軍国主義化、グローバリゼーション、そして政府によるトップダウンの教育支配という現状を、決して受動的に受け入れなどしないということを世界に示していく素晴らしい闘いです。そして、確固たる立場に立って組織化をしていくことが如何に重要であり決定的かを踏まえ、企業とその特権的な利害に反対して、労働者階級を組織化していく重要な闘いでもあります。
ここアメリカでも、大きな都市の高校・大学において、戦争に反対し、軍国主義に抗する活発な学生運動が展開されています。この運動は全国に展開し、数百の闘うグループと数千人の学生が参加して、新保守主義の諸政策、終りなき戦争と抑圧に抗し団結して闘っています。
日本の社会構造に内包する伝統や組織を変革することは、容易でないことは充分理解しています。しかし、恐怖と戦争、組合破壊、そして民営化と肥え太る企業の下での格差拡大という惨憺たる結果を招いている「アメリカ」の道を進んではなりません。間違いを知っていながら、沈黙することは許されません!
日本の兄弟姉妹の皆さん、ガンバって!私たちは皆さんと共にあります。
かわらぬ連帯を込めて。
アーリーン・イノウエ
校内の軍国主義に反対する連合(CAMS)
◆全世界の労働者の団結で侵略戦争をやめさせよう!
イラク侵略5年、3・16国際共同反戦行動にあたっての日本の同志たちへのメッセージ 民主労総ソウル本部
全世界の反戦世論にもかかわらずアメリカがイラク侵略戦争を敢行してから5年がたちました。イラク侵略戦争は、アメリカ主導による新たな世界秩序を構築するために強行されました。また、イラクの莫大な石油資源を独占するための石油戦争であり、軍事複合体であるアメリカ軍需産業の莫大な利益のための醜悪な戦争でした。アメリカが戦争の大儀として掲げたのは、イラクとアルカイダの連携説、大量虐殺兵器の保有などでしたが、事実でないことが明らかになりました。アメリカの覇権のために強行された戦争は、イラクだけでなくアフガニスタンでも行なわれ、韓半島を脅かし、イランをも脅かしています。
イラク戦争は、いかなる大儀もない戦争です。戦争は大量虐殺をもたらす人類の災厄です。イギリスのウォッチャーによると、アメリカの侵略戦争によるイラクの民間人犠牲者は120万人を超えたといいます。多くの子供たちと女性が爆撃と地雷で犠牲になりました。さらに多くの子供たちが、栄養失調や感染症により、ろくに治療も受けられないまま死亡し、いまこの瞬間にも死んでいます。戦争屋どもによって罪なき命が犠牲になりました。
こうした非人間的かつ反文明的な行為に対し全世界の労働者民衆は、戦争反対と平和のために闘いをくりひろげてきました。人種や民族、国家を越えて反戦平和の国際共同行動をとおして、侵略勢力の戦争中止を要求し、戦争挑発を阻んできました。イラク戦争に対する強力な国際的連帯があったがゆえに、イランに、ベネズエラに拡大することを阻むことができました。やつらには銃剣と軍隊がありますが、われわれには平和に対する願いと、人間に対する愛と、強固な連帯がありました。日本で、韓国で、アメリカ、イギリス、ドイツ、インド、ブラジル、南アフリカなど世界各地で、抵抗と、新たな世界に対する熱望、反戦平和闘争がありました。
イラク侵略戦争5年! われわれの努力は続いています。日本の同志たちの反戦平和闘争に支持を送ります。同志たちの情熱と献身に尊敬の念を伝えます。3月16日、韓国でも反戦平和集会が開催されます。同志たちとともに韓国の労働者民衆も共に闘います。世界各地で戦争反対と平和の叫びが広がっています。
労働者はひとつです。やつらが労働者を男性と女性、正規職と非正規職、人種と民族でばらばらにしようとしても、われわれを阻むことはできません。韓国と日本の労働者の連帯は、労働者の国際的団結のいしずえとなるでしょう。共に闘って断固侵略戦争を阻止し、平和と平等みなぎる解放の世の中を作りましょう。あらためて同志たちに連帯の挨拶と尊敬の念を伝えます。
労働者が団結し侵略戦争を粉砕しよう!
韓日労働者の団結・闘争で反戦平和をかちとろう!
労働者はひとつだ。労働者国際主義で反世界化の新たな世界を建設しよう!
2008年3月14日
民主労総ソウル本部
◆全英の学生を組織する反戦運動団体
School Students Against War から連帯メッセージ
「School Students Against War から連帯のメッセージを送ります。わたしたちは、日本のみなさんと近い将来、一緒に行動することを願っています。2003年にイラク侵略戦争が始まったとき、こちらでは3万人の中高生がイギリス政府の行おうとしていることに反対して学校を飛び出しました。国会の外には何千人もの中高生が集まりました。わたしたちは言いました。もし侵略が始まったら数え切れないほどの虐殺が起きるだろうと。何十万人もの無実の人々が殺され、何百万人もの生活が破壊されるだろうと。まさにその通りになりました。わたしたちは、ムスリムを攻撃する人種差別が起こるだろうと言い、その通りになりました。わたしたちは、この戦争は拡大を続ける帝国主義戦略なのだと言い、正しかったと証明されました。わたしたちは、世界はさらに危険な状態になるだろうといい、それもその通りになりました。そして、若い学生は政治家なんかよりもうまく国を動かせるということも証明されました。このように戦争は全く支持されていないので、イギリス軍の募兵活動は危機に直面しています。もともと軍は、定期的に学校にやって来て募兵活動をすることになっていました。しかし、中高生や大学生はこれを止める運動を続けました。そしてすでにわたしたちは、教職員組合にこの問題に取り組ませるところまで来ることができました。運動の結果、軍は多くの学校から締め出されるようになり、今わたしたちは全ての中学、高校、大学で募兵活動を禁止するために闘っています。今回のデモはイラク侵略5周年にあたり、世界中の何百万人のも人々が参加します。粘り強い反戦運動は、世界中の政府に打撃を与えています。イラク戦争によって、イギリスではブレア首相が予定より2年も早く退陣し、アメリカでブッシュは史上最も不人気な大統領となっています。イギリスSSAWは、日本でのあなたがたのデモに対して、全力の応援と連帯を表明します。国際的帝国主義戦争に対して、わたしたちが圧力を強め、国際連帯闘争の強さを見せつけることはあまりにも重要です。これまでの反戦運動が正しかったことは明らかになっていますし、わたしたちが勝利するということも明らかになるでしょう。」
School Students Against War 代表 サム・フェアバーン
◆3・16へのメッセージ
辺野古で闘う青年労働者 冨田晋
3・16に結集された労働者の皆さん! お疲れ様です。
いま沖縄は怒りに燃えています。2月10日の米兵による少女(女性)暴行事件、フィリピン人女性への暴行事件、家宅侵入と相次いで米軍による凶悪事件が発生し、3月23日には「全ての米軍犯罪に抗議する県民大会」が予定されています。すでに波状的に全島で小規模での怒りの抗議集会が開催されています。
沖縄は去年の9月29日11万6千人の決起に続き、まさしくゼネスト状態へと突入しました!
政府は辺野古V字型新基地建設のためのアセスを15日から開始し、来週にも本格的に強行しようとしています。
政府は沖縄の原点である沖縄戦を「集団自決は軍命ではなかった」と踏みにじり、少女(女性)暴行事件に対しては「セカンドレイプ」という形で答えています。
沖縄の怒りは天を突くほどに燃えているのです! このような政府はいらない! 青年を食わしていけなくなった資本主義など滅びてしまえ! と。
全ての基地を撤去する以外に解決方法はない!!
全国の労働者の皆さん。知っての通り、問題の解決は政府の言う小手先の「綱紀粛正」や「教育プログラムの徹底」などではありません。「全ての基地の撤去」以外で解決方法はないのです。
全軍労(基地労働者組合)「死すべきは基地であり労働者は死んではならない」「解雇撤回・基地撤去」?沖縄が語り継いできた闘いの教訓はいままさに私たち青年労働者の魂を揺さぶっています。
国境と産別を超えた全ての労働者の団結とストライキなくして基地をなくすことなど出来ない! 資本主義の社会を終わらせ、労働者が主人公の世界を勝ち取り、戦争を阻止することの展望はそこにしかない! これこそ、今こそ、私たちが全世界に対して呼びかける共通の闘いです! 3・16は全世界に対してそれを呼びかける最大の闘いなのです!
フランスで移民の少年が警察に殺されれば数十万の青年労働者は街頭に立って車を燃やしその意思を表している。
韓国で女子中学生が米軍の装甲車に轢殺されれば、次の日には数十万の青年労働者・学生が米軍フェンスをぶち破った。
イラクの石油労働者は米軍による石油の収奪を止めるためにストライキと武装蜂起で闘っている。
ならば私たちは何をすべきか。
私たちは全世界の労働者と共に沖縄から労働者を分断する基地を全て撤去する闘いに全国の職場から立ち上がろう!!
大阪府知事に女性職員が反乱の狼煙を上げた。東京で青年労働者2人が弾圧され、しかしその弾圧が3・16の展望を切り開いている。
基地労働者が全国でストライキに決起し、北海道の教員がストにうって出た。東京の不起立を貫く根津さんを先頭とする教育労働者の闘いが「戦場へ子供たちを送るな」という闘いを体言している。
すでに仲間たちが全国から反撃を開始しています。
私たちはいま心からワクワクする闘いの中にいる。時代の未来を切り開く担い手として、沖縄で、全国で職場から、学園から、あらゆる地域から闘いが始まったのです!
今日、この場所に集まった全ての労働者・学生はそれぞれの職場・学園において隣の仲間に声をかけ、議論し、葛藤し、時には職場・学園で苦境に立たされ、弾圧を受けながら、地域の人々をも巻き込み、駆けつけた仲間たちだと考えます。
その中では失敗があり、成功ありあらゆることが凝縮された闘いだったと感じます。私はそれこそがこの社会を労働者の手で変える闘いに3・16を変えたのだと考えます。それこそが勝利なのだと。
具体的に仲間を増やす闘いは大胆かつ繊細にそれも実際に何人増やしたのかを見なければならない非常に厳しい闘いだったと思います。
しかし、沖縄の07年9・29が物語るように、大阪の女性職員が体言しているように、たった一人の最後まで仲間を裏切らず闘う人間が職場にいることで6000万労働者を牽引し、どんな弾圧をも跳ね返す団結を作ることが出来るのです。
私たちはそこにこそ確信を持とう!
辺野古新基地建設阻止も、全ての基地撤去もそこにこそ展望がある。一切の例外はないのです!!
辺野古は来週から環境アセスなる「環境保護」に名を借りた基地建設着工を阻止する厳しい闘いに入ります。政府による大弾圧も開始されるでしょう。しかし、最後まで労働者として生きた故・金城祐治命を守る会代表の意志を受け継ぐ私たちは最後まで労働者との固い連帯を信じ、闘って勝利するのみです。
その後、4月には「兵舎の取り壊し」、2010年からは「埋め立て開始」という激しい情勢の中で闘いは継続されます。
全ては労働者の団結にかかっています。仲間を蹴落として基地建設の労働に手を貸すのか、基地建設に伴う労働にストライキで闘い、この世界を労働者が獲得するのかが問われているのです!!
ならばやってやろうじゃないか!! ゼネストで世界を変えてやろうじゃないか!! そうでしょう3・16のみんな!!こんな腐った社会とはさっさとおさらばして俺達の社会を作ろう!!
長い文章にお付き合いいただきありがとうございました。それでは、また辺野古でお会いしましょう!!
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