ソウルで2万人が大統領府へデモ、警官隊と激突
6月26日、韓国政府は米国産牛肉の輸入再開を官報に告示、即日発効させた。これに怒った労働者人民は25日夜から「告示撤回」を求めて徹夜の闘争に入った。ソウル中心部の街頭には夜7時から2万人が集まり(写真)、「告示強行は国民への戦争宣言だ」「イミョンバクは退陣せよ」と叫んで大統領府へのデモを開始。これを阻もうとした警官隊と各所で激しく激突した。議員や12歳の少女まで含む134人が警察に拘束・連行されたが、逮捕者を乗せた機動隊バスが逆にデモ隊に包囲され身動きできなくなる場面も。事態は、権力が集会やデモを力で解散させようとすればするほど、逆に支配の破綻と無力をさらけだす方向に向かっている。この中で、民主労総のゼネストの貫徹がいよいよ決定的な位置をもち始めている。
イミョンバクは7月に訪日し、G8とともに洞爺湖サミットの拡大会合に出席する。韓国人民の100万人決起に恐怖したブッシュは予定していた訪韓を中止し、サミット時の米韓首脳会談に切り替えた。このイミョンバクとブッシュを、日本の地で迎え撃とう! イミョンバク打倒へ闘う韓国労働者階級人民と連帯し、6・29?7・6の大爆発をかちとろう。
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