イミョンバク退陣第30回ロウソク集会に15万人
イミョンバク政権退陣を掲げた韓国人民の闘いが途切れることなく続けられており、6月10日の百万人決起へと攻め上っている。 「72時間リレー国民行動」3日目の6月7日未明現在、青瓦台(大統領官邸)に向かおうとするデモ隊と警察部隊が激烈な対峙を続けている。 前日6日に行われた第30回ロウソク集会には15万人の人民が結集し、集会もそこそこに直ちにデモ行進に出発。3方向に分かれて青瓦台に向かったデモ隊は、各所で警察の阻止線と激突をくりひろげた(写真)。 〈写真集へ〉
政権をゆるがす人民の決起にもかかわらずイミョンバク大統領は6日、「米国との再交渉不可」の意志を明らかにした。青瓦台外交安保首席室は「国民が望むとおりにしたら青瓦台が『反米』になってしまう」と再交渉不可方針にしがみついている。
だが同日、青瓦台の大統領室長と首席秘書官全員が牛肉問題の責任を取って辞意を表明するなど政権内部にも動揺が広がっている。
今後の闘いの最大の焦点は6・10百万人結集だが、それ以降も、闘いの拡大につながるような日程があいつでいる。
6月13日は、2002年に女子中学生のシンヒョスンさんとシムミソンさんが米軍車両にひきつぶされて死亡した事件から6年になる日だ。当時この事件を契機に反米闘争が大爆発しただけに、現下の闘いが、牛肉と米韓軍事同盟を押しつける米帝への怒りに発展していくことは必至だ。
さらに民主労総は、組合員投票で可決された場合、16日からゼネストに突入する方針であり、労働者が職場を武器に闘いの前面に躍り出るべくねばり強い組織化を続けている。
何よりも7月初めにブッシュ大統領の訪韓が予定されている。ブッシュが韓国人民の怒りの炎に包まれることはまちがいない。韓国労働者階級の闘いとひとつになって、日本の地でサミット決戦を大爆発させよう。
(写真は6日昼の若者たちのデモ)。
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