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イギリスで公共部門の労働者50万人が48時間ストに決起!




 イギリス最大の労組UNISON(公共部門労組、組合員数130万人)ら3つの労働組合が、7月16日から48時間ストに立ち上がった。参加人員はじつに50万人にものぼる。労働者たちはストに決起すると同時にスト破りを阻止するためにピケラインも組織し、ストの力をいっそう強力なものとした。その結果、イギリス全土で学校、社会福祉事務所など地方官庁、図書館や博物館などが全面的に閉鎖となり、ゴミ収集もストップした。イギリスでは4月24日に40万人が参加した近年まれに見る公共部門の大ストライキ(24時間スト)が闘われたが、今回のストはそれを規模においてはるかにしのぐものであり、イギリスいや全ヨーロッパのブルジョアジーを震撼させている。


 当局側は年初より2・45%の賃上げを提案しているが、労働者たちは「この間パンが9%、バターが35%、ガスが15%も値上がりしているのに、わずか2・45%の賃上げじゃ実質上大幅賃下げじゃないか。絶対認められない」と口々に激しく抗議している。他の公共部門の労働組合も7月の第3週から4週にかけて続々とこの闘いに続こうとしている。イギリス・フランス・ドイツ・イタリアなどEUの中軸を担う帝国主義諸国において、産業と社会の根幹部分を直撃する大規模ストライキがひんぱんに激発しており、ブルジョアジーには支配する力がもうないことをまざまざと示している。(お)
 

 

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