ノルウェーの機関士労組がガザ連帯の政治ストに立つ

　スティーブ・ゼルツァーさんが広報部長を務める運輸労働者連帯委員会（ＴＷＳＣ）のホームページなどによれば、１月８日、北欧ノルウェーの全旅客列車と首都オスロの全市街電車・全地下鉄がイスラエルの侵略に抗議して２分間の政治ストに決起した。この闘いを呼びかけたのはノルウェー機関士労組とオスロ市街電車労組だ。（写真は２分間止まったオスロの地下鉄）

　ノルウェー機関士労組は、ストに先立って次のような声明を発している。
　「ガザ地区の情勢をかんがみて、ノルウェー機関士労組はパレスチナ民衆に対してわれわれの連帯の意を表明することを決定した。これは、駅に２分間通常よりも長く停車するという形で行われる。この行動は、全ノルウェーで全旅客列車について同時に行われる。われわれはイスラエル軍がパレスチナの領土からただちに撤退することを要求する。乗客のみなさんのご理解に感謝します」
　このかんノルウェーでは、オスロをはじめとして全土を覆うイスラエル抗議・パレスチナ連帯の集会・デモが闘われている。この反戦行動の規模はノルウェー始まって以来の空前のものだ。政治ストが闘われた１月８日にもオスロ（人口56万9000人）で４万人のキャンドルデモが行われた（写真）。政治ストに決起したノルウェー機関士労組の闘いは、いまヨーロッパと世界の戦闘的左翼の大きな注目を集めている。（な）