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「防災」訓練弾劾! 有楽町で戦争協力拒否を訴え

 8月31日、「防災」という名目で大規模な軍事訓練が東京で行われた。反戦共同行動委員会は、早朝よりこうした戦争動員訓練を弾劾し「職場から団結を固め戦争協力拒否の闘いを!」と呼びかけるビラをJR有楽町駅前でまいた。 この日は地域の自治体や都の職員、学校にも動員がかかり、強制参加させられているが、石原都政のもとで年々露骨な軍事訓練となってきている。今年も、自衛隊だけでなく、米軍が一緒に参加している。医療労働者も、「トリアージ訓練(負傷者の選別)」を強制させられた。本当に怒りに耐えない。銀座や木場公園を中心に、車両通行禁止や一部交通規制となり、自衛隊装甲車や迷彩服の自衛官とともに、動員された人々で街全体が戦時下のような光景となった。銀座の訓練会場では、東京都と地元中央区の自治体労働者を始めJR、東京メトロ、NTT東日本、地元自治会などの人々が動員された。
 


 しかし、こうした訓練は、労働者のためのものではない。大量動員し、予算をかけてキャンペーンする「防災の日」は、いつ戦争になってもいいように行われているようなものである。露骨に「戦争訓練」とは言えないから、「防災訓練」といっているが、お題目の災害対策には、何をしているのか。各地で起きている地震災害には、阪神・淡路大震災の時も新潟県中越沖地震の時も復興前にさっさと補助金をカットし、切り捨てている。新自由主義のもとでは、「労働者の命」を犠牲に「国益優先」が幅をきかせている。こんな現状に黙っているわけにはいかない。1923年の関東大震災では、在日朝鮮人・中国人や共産主義者、障害者が虐殺された。こうした歴史を繰り返さないためにも、私たち労働者は団結して、戦争動員・戦争協力を拒否しよう。(東京・I)

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