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11・26官邸前、「これからも原発反対の活動を続ける!」の叫び

s20121124a-1.jpg 11月23日夕方、首相官邸・国会前、文科省前などに多くの労働者人民が集まり闘いぬいた。「大飯を止めろ!」「大間つくるな!」「子どもを守れ!」。熱い怒りのシュプレヒコールが途切れることなく、ドラムや太鼓のリズムに乗って夜空にこだました。
 官邸前で、スピーチが始まった。島根県から来た女性は「島根3号機を稼働させることは認めない。島根原発の近くには活断層がある。事故があったらどうするのだ。私たちは避難先に広島や岡山が指定されている。46万人の住民に逃げろと言う。原発こそ出て行け!」と腹の底から怒りを表明した。 

s20121124a-2.jpgs20121124a-3.jpg 目黒区から来た女性は「この1年半、原発反対の活動をしてきました。母親の怒りを聞け! 叫びを聞け! 原発はいらない。本当にいらない。子どもを守れ。私たちはあきらめない。これからも原発反対の活動を続けていく」と不屈に闘いを続けると宣言した。北海道から来た女性は「北海道は雪が降って寒いが、毎週金曜日夜、若い人が中心になって頑張っている」と報告し、「私はチェルノブイリの子どもたちの保養活動をやってきた。それが今、福島原発事故で役に立つとは思わなかった。保養に来た子どもたちが『原発いらない、子どもの命を守って』と言って帰って行った。私たちは“原発いらない、子どもの命を守れ”のふたつを突きつけられている」と端的に語った。
 国会正門前でも多くの人が発言した。茨城県から来た女性が、小学校6年生の娘さんと登壇。「茨城県は東海村に原発があります。県庁の隣にある日本原電茨城総合事務所の前で、毎週金曜日午後6時から7時半まで抗議行動をしています」と紹介し、「原発は再稼働でなく廃炉にしろ!」とひときわ大きな声を張り上げた。進学のため今年、福島県郡山市から上京した19歳の女性は「初めて国会前の行動に参加しました。事故当時は高校に通っていました。爆発したときも自転車で学校に行った。私の家族や友人が今も放射能の危険にさらされています。それが悲しいです。福島に帰ると、子どもは線量計を付けて学校に通っています。原発は無くすべきです」と思いを語った。
s20121124a-4.jpg 文科省前と、続いて財務省前ではふくしま集団疎開裁判の会の人たちが抗議と宣伝行動を行い、弁護団長の柳原敏夫弁護士や光前幸一弁護士などがマイクを握って訴えを行った。光前さんは「ウクライナではさまざまな健康被害が発生している。とくに注意しなければならないのは、チェルノブイリ原発事故後に生まれた子供で、今の郡山市よりもずっと放射線量が低いところで暮らしている子どもたちの約8割に内部被爆が原因で健康被害が発生していること。それを考えたら子どもを郡山市で暮らさせるのは犯罪行為。子どもたちは即、逃がすべき。裁判の支援をお願いします」と呼びかけた。
 集会ではまた、11月26日に仙台高裁で行われる「疎開裁判」の審尋(審理)にあわせて「11・26仙台アクション」を行うと報告し、参加を訴えた。(H) 

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