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11月集会に向け民主労総42人が訪日。三里塚で反対同盟と交流

 20008年11・2労働者集会に向け、31日昼すぎ、民主労総ソウル地域本部の労働者42人が来日した。出迎えた動労千葉の田中康宏委員長とともに一行は市東孝雄さん宅に直行し、三里塚現場調査を行った。市東さんの畑の監視ヤグラから暫定滑走路の「への字」滑走路を確認、現闘本部や市東さんの畑、滑走路に突き出た東峰開拓道路などを回った。ひっきりなしの飛行機の騒音下、闘う反対同盟の日常を実感するものとなった。 現地調査の後、三里塚反対同盟との交流会に。
(写真 市東さん宅で現調にむけた現地の案内パンフの説明を受ける民主労総組合員)

  三里塚闘争の歴史を記録したDVD「三里塚大地の乱」の上映後、民主労総ソウル本部と反対同盟、動労千葉の交流会がにぎやかに開催されました。反対同盟からは北原鉱治事務局長、萩原進事務局次長、市東孝雄さん(敷地内)、鈴木謙太郎さん、伊藤信晴さん、宮本麻子さんが出席。現闘手作りのごちそうを囲み熱い連帯の会になりました。
 動労千葉田中委員長が座長を務め、交流会は進行、まず北原事務局長が歓迎のあいさつに立ち、「未来を切り開くのは青年労働者だ。日本と韓国の連帯で新しい時代を開こう」と呼びかけました。これにこたえてソウル本部のイジェヨン本部長が、「民主労総は三里塚の闘いから学び、鏡にしなければならないと思っています」と、三里塚43年の闘いへの感動を語りました。伊藤さんの音頭で乾杯して、歓談の場となりました。
 動労千葉の田中委員長は、ジェット燃料貨車輸送阻止闘争を解雇・処分を辞さず闘いぬいたところに今日の動労千葉があることを明らかにしました。萩原事務局次長は、労働者の日韓連帯をふまえ、「韓国の農民と日本の農民も手を携えて闘いたい。近い時期に韓国を訪問したい」と表明しました。
 市東孝雄さんは、「親子3代、90年耕してきた農地取り上げを許さない」と決意を語り、「農地は私の命」と結びました。鈴木さんは、「アンニョンハセヨ。市東さんの農地を守り、現地で私たちも闘いつづけます。タンギョル(団結)、トウジェン(闘争)!」。続いて42人という最大参加となった民主労総の組合員から三里塚を訪れた感想などの発言が続きました。最後に、北原事務局長が「きょうはすばらしい連帯ができた! すばらしい進歩をみた。三里塚はアジアのために、全世界のために闘う。新しい時代は若い労働者、学生がつくるんだ。日本と韓国、近くて、近い関係が今ここからはじまる。愛はひとつです」と締めくくり、大きな拍手を浴びました。(現地・TYO〉

 

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