合同労組かながわ交通機械サービス分会24時間スト
合同労組かながわ交通機械サービス分会は、12月26日、満を持して24時間ストライキに打って出ました。A組合員をやめさせようとして連日のように暴行暴言を繰り返してきた会社幹部はびっくり仰天し敗北感丸出しでした。
ストライキ要求項目は以下の通りです。
1、会社はA組合員に対するパワハラをやめよ。パワハラの責任の所在を明らかにし謝罪せよ。
2、会社はA組合員に対する職場配転を撤回し、謝罪せよ。
3、会社は12月27日の雇い止め=解雇を撤回せよ。
4、契約社員に有給休暇をよこせ。
A組合員は(株)交通機械サービス(東京総合車両センターの孫請け)の契約社員(7月~12月)です。7、8月に工場内で「日刊動労千葉」を運転手などにわたしていました。JR労働者がスポーツ紙を読むように、最も階級的戦闘的な動労千葉の「日刊動労千葉」を読んでほしいと思って配布したのです。会社はこれを知って驚愕(きょうがく)し、朝礼や社内報で「『日刊動労千葉』をまいているような人はやめてもらう」と怒声を発し、A組合員のロッカー、バッグを開け写真を撮りました。1週間後に職場配転攻撃をかけ、会社の先兵を使って暴力・暴言攻撃をかけてきたのです。殴る蹴る、ハンマーやブリキ缶を投げる、「速く仕事をやれ、山猫ストをやっているのか」の暴言等を連日のごとくかけてきました。
A組合員はくじけそうになりながらも「こんな攻撃に屈してなるものか。この闘いは国鉄1047名闘争と一体のものだ。JR資本の解体攻撃=和解路線に屈服するのか、それともあくまで解雇撤回を貫くのかが自分にも問われているから、いつか必ず一矢報いてやろう」と考えていました。またこの闘いはJR東日本資本と東労組の結託体制との闘いでもありますから屈するわけにはいかなかったのです。
(株)交通機械サービスは労働者の3分の1以上を6カ月の契約社員としています。正社員の半分以下の賃金でこき使いぼろもうけをしているのです。6カ月ごとに首を切る体制をもって労働者を物のように使い捨て、特に会社の意にそぐわない労働者を排除しようというものです。今吹き荒れている自動車や電機の派遣切りや期間労働者の解雇とまったく同じ非道なものです。こういう会社だからA組合員に対してパワハラを平然と行い、団交で「暴行はない、指導行為だ、注意行為だ」と言い放つのです。第2回の団交設定もA組合員の契約期限切れの1日前にしてきたのです。どこまでふざけ切っているのか。
雇い止めは解雇だ。全ての契約社員を正規職員にしろというのが全労働者の声だ。労働者を分断して団結を破壊して資本の延命を図ろうということを認めるわけにはいかない。雇い止めにされた労働者は翌日からどうなると思っているのか。寒空の下に放り出され、食っていけないのだ。労働力の再生産さえ投げ捨てている資本は打倒あるのみだ。資本主義は命脈がつきた。労働者の団結と闘いで引導を渡していこうではないか。
ストライキは貫徹され、門前では11人の合同労組かながわや南部ユニオンの労働者が結集し決起集会を終日やりました。A組合員はなれないマイクを握り、目の前にいる職制に怒りの弾劾を叩き付けました。会社から受けているパワハラをもう我慢できないと腹の底から怒りを発しました。1日中門前は解放区となり、労働者はほとんどビラを受け取り、A組合員を激励する人もたくさんいました。しかし朝、合同労組かながわが門前に着いたとき国労革同がビラをまいていましたが、我々がビラをまき始めると「あっちへ行け」といいましたが、ストライキの立て看を出したら何を考えたのかまだ時間がたっぷりあったにもかかわらず、アッという間に引き上げてしまいました。体制内労働運動は労働者のストライキに合流するどころか逃げ去るという体たらくです。
A組合員は「人生で初めてのストライキだ」と空気入っていました。世の中は革命情勢です。大量首切りが始まっている中で「生きさせろ!ゼネスト」にうって出よう!
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