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ロサンゼルスの高校生が授業放棄の戦闘的なデモと集会

 5月15日にロサンゼルス統一教組(UTLA)が教育予算カット・大量解雇反対で構えたストライキに対して、裁判所のスト禁止仮処分命令が出され、これを受けてUTLAが抗議の学校前ピケットと実力座り込み闘争を貫徹したことは、すでにこの速報版でも報道した。この中できわめて注目すべき新たな闘いが大爆発した。ロサンゼルス全域の高校で、高校生たちが「先生を守れ!」の戦闘的な集会・デモに打って出たのである。


 5月15日に先立って5月8日、ロサンゼルス全市の高校生が一斉に授業放棄をして戦闘的な集会・デモをした。(以下は、クレンショー高校から生徒が繰り出して校外デモに出る映像)
 http://www.youtube.com/watch?v=NG4xHguLsf0
 http://www.youtube.com/watch?v=WcF_zd9gL3I 生徒たちは15日、多くの高校で再び授業放棄闘争に決起した。ロサンゼルスタイムズは「15日、ガーフィールド高校で500人が授業放棄して中庭集会をした」と報道したが、ビデオ映像を見ると、はるかに多くの生徒たちが集会に参加していることがわかる。
 http://www.youtube.com/watch?v=SM_dXjEc_kM
 高校生をはじめ若者たちには、大恐慌下で失業やワーキングプア化の攻撃が最も集中的にかけられている。その中で、UTLAの闘いを引き金にロサンゼルスの高校生たちが膨大な規模で戦闘的な決起を開始したのだ。教育労働者の闘いと高校生・大学生の闘いが相まって爆発するという事態はすでにドイツ・フランス・イタリアなどでも共通に見られる。こういう情勢がついにアメリカ西海岸をとらえたということだ。そしてこの波は必ず日本をもとらえる。しかもこの情勢の中で、UTLAや高校生たちが日本の法大闘争へ熱い連帯と激励のメッセージを寄せているのもきわめて重要なことだ。日米の国際連帯が、ついに高校生・大学生の心までつかみ始めている。(SE)
 写真上はベニス高校。約200人の生徒が、教師の闘いへの支持を表すために午前の授業をボイコットして学校外にとどまった。写真下はサンテー高校の生徒350人による授業放棄とデモ。プラカードは「私たちの先生を守れ」。

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