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全学連書記長・冨山君の勾留理由開示公判を弾劾する!

 6月3日、4・24法大解放集会での建造物侵入・威力業務妨害を理由として不当逮捕されている全学連書記長の冨山小太郎君の勾留理由開示公判が行われた。この日も、裁判官は尾藤裁判官。あの、4.24集会で公安条例違反、さらに、暴処法弾圧で不当逮捕を許可し、何も明らかにしない勾留理由開示公判を行っている権力の手先である。


 今回は三度目の対決。冨山君の元気な姿、完黙の闘いに、傍聴にかけつけた全学連の仲間が「よし」と声をかけると、尾藤は初っぱなから退廷命令。これに対して、弁護士より「不当な退廷命令だ。ここは非公開の法廷なのか」と追及。追いつめられた尾藤は「その点の発言は禁止しました」と、意味の分からない禁止命令を弁護士に対して出す。ふざけるんじゃない。何も説明していないのはお前だ、尾藤! 法廷中を怒りの怒号が駆けめぐる。弁護士はさらに尾藤を追及、「今までの訴訟指揮から、不公平な裁判をしうる。忌避を申し立てる」と責め立てた。これに対して尾藤はまったく対応不能だ。傍聴人の怒りの声に対して退廷命令を連発し、検察と一体となってむりやり弁護士の追及を終わらせるという、まったく不当な事が、またしても行われた。
 相変わらず、勾留理由については、何も明らかにされない。なぜ、前回と今回で、同じ4・24法大解放集会で、罪状が異なるのか。トラメガで連呼していたのは冨山君本人なのか。一体何が威力業務妨害なのか。授業は中断されたのか。それは音が理由か、学生が集会に参加するために出て行ったからなのか。これら弁護士の徹底的な追及に対し、裁判官は「釈明しない」を連呼。弁護士の抗議を「それも意見陳述に含めます」とむりやり抗議を終わらせようとする。あまりの有様に、傍聴席も一体となって抗議。退廷が連発された。
 意見陳述では、弁護士から思想弾圧であることを横浜事件を例に出し、「まったく同じだ」と弾劾。そもそも、尾藤が検事の決定に従っていることが問題だ。正当な理由が明らかにされないのならば即時に釈放しろ、と圧倒的に弾劾しつくした。
 総括の場では、「権力としての裁判所のサンプルのような場所だ。ああいうものを打倒しなければならない」と弁護士から宣言。初傍聴の青年も、「人の話を聞かない、検察の言うことに従うだけ。退廷としか言わない。それだったら俺でも出来る」と、尾藤裁判官なんかいらないという怒りの感想が出された。また、解雇攻撃に対して闘う全逓の労働者からは、「言っていることは、『権力に逆らったら食っていけない』ということ。法大闘争と職場の闘いを一体の闘いとして、職場で闘いたい」と戦闘宣言が高らかに発せられた。
 労働者・学生の闘いはまったく同じだ。勾留理由開示公判は去年よりもひどくなっている。法大当局・国家権力が追いつめられ、焦っている証拠だ。6月5日の勾留満期までに1000を超える全国声明への賛同を集めよう!(6月2日現在で535筆) 6・14-15の大爆発で決定的に勝利しよう!(学生・W)

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