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5・27裁判が結審、被告団先頭に新たな1047名闘争開始を宣言

 国労5・27臨大闘争弾圧被告団は7月17日、JR東日本本社(新宿)と鉄道運輸機構(横浜)に対する抗議行動を貫徹した後、東京地裁で最終意見陳述を闘いぬいた。この日で5・27公判闘争は結審し、判決日は11月27日(金)と指定された。公判終了後、文京区民センターで「1047名解雇撤回! 5・27弾圧粉砕! 国鉄闘争勝利総決起集会」が開かれ470人が集まり、熱気と勝利感にあふれる感動的集会となった。

 基調報告を行った国労共闘全国協議会代表の吉野元久さん(国労上野支部)は、この日の一日行動について「11月集会への1万人結集をかちとる闘いの出発点としてかちとった。われわれは本日をもって、国鉄闘争の責任勢力、真の勝利者として登場した」と宣言した。協賛団体あいさつに立った動労千葉の田中康宏委員長も「ここから新しい1047名闘争をつくろう。今日が本当の出発点だ」と呼びかけた。
 弁護団の発言に続いて被告団と家族がそろって登壇(写真)。02年10月の逮捕から6年半、100回を越える公判闘争を闘い抜いた波瀾万丈の月日を振り返りながら、新たな闘いへの決意あふれる発言が続いた。富田益行被告団長は「暴処法弾圧が吹き荒れる時代は戦争の時代だ。この弾圧を打ち破った時、革命の時代が来る」と発言した。橘日出夫被告は「今日は、心の底から『勝った』という闘いをやりきった。5・27被告団が絶対反対派として屹立したことが4者4団体の全面破産をつくりだした。全闘争団員を獲得する土台を完全につくった」と述べた。
 続いて、国労秋田闘争団の小玉忠憲さん、動労千葉争議団の中村仁さん、JR本体で働く国労組合員がそろって登壇し、「新たな国鉄1047名闘争宣言」を発した。
 5・27弾圧粉砕の闘いと1047名解雇撤回闘争の勝利は完全に一体だ。この日の一日行動は、その勝利への圧倒的展望を切り開いた。(O)

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