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横浜市の「つくる会」教科書採択を弾劾する!

 8月4日、横浜市教育委員会は、2010年・11年度使用の中学歴史教科書で、「新しい教科書をつくる会」の教科書(「自由社」)採択を強行した。採択は横浜市18区中8区、全145の市立中のうち計71校(生徒数約3万9千人)になる。神奈川労組交流センターは7月30日に続いて4日早朝、横浜市庁舎・教育委員会へのビラまきを行い、自治体労働者・教育労働者に対して「戦争賛美教科書採択阻止!」へともに闘おうと訴えた。この日傍聴に駆けつけた250人以上の労働者市民の先頭で闘いぬいた。

 前横浜市長の中田が教育委員長に抜擢した今田は、前回の05年採択時に「つくる会」教科書採択を教育委員会で唯一主張した人物だ。今田は採択後の会見で「自由社の教科書は歴史がわかりやすく書かれている。戦前に逆戻りするとか戦争賛美とか、植民地支配を正当化するような教科書だという風には読めなかった」「日露戦争の記述では小国日本が大国ロシアに勝った経緯が詳しく書かれ、良い意味での日本人の誇りが感じられる」とぬけぬけと語っている。ふざけるな! 「大東亜戦争はアジア解放の戦争」と侵略戦争を賛美し、天皇を中心に歴史を描き、労働者民衆の闘いを歴史から抹殺する教科書など労働者にとって絶対粉砕あるのみだ。今や「改憲・戦争、民営化・労組破壊」との闘いは力と力の全面激突、とりわけ労働運動・労働組合をめぐる攻防で一切が決まる情勢となった。「つくる会」教科書採択強行への怒りを爆発させ、田母神反革命を粉砕し、杉並・山田打倒決戦と一体で、絶対反対を貫いた11月1万結集で革命をたぐりよせよう。
 7月25日、横浜市長中田宏が辞任した。小泉「構造改革」以来の新自由主義攻撃とそれを推進してきた中田への労働者の怒りが中田を追いつめ、打倒した。
 中田こそ、小泉や安倍らと一体で、教育、地方、医療・福祉などあらゆるものを破壊し、青年労働者の3人に1人が非正規雇用に追い込まれ、労働者がまともに生きていけない社会をつくり出した張本人だ。大恐慌、自民党の崩壊、そして中田辞任は労働者にとって最大のチャンス到来だ。労働組合を甦らせ労働者の社会を作り出そう。職場生産点こそ最大の激突点だ。資本・当局と対決し、体制内指導部をぶっとばし絶対反対を貫いて隣の労働者を組織し11月1万の力ある結集を勝ちとっていこう。この力が「作る会」教科書を粉砕する。団結して闘おう。(神奈川・O)

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