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韓国鉄道労組が8日間のスト貫き現場に復帰

 全国鉄道労組は12月3日、8日間に及んだ歴史的ストライキを勝利的に総括し、4日朝から現場復帰した。3日午後6時、キムギテ委員長は「愛する2万5千人の鉄道組合員に差し上げる文」を発表し、「私たちはすでに半分は勝利した。正当なストライキにあらゆる不法で対抗したホジュニョン社長と官僚の責任を明確に問う」と宣言、「しばらく現場に戻り、第3次ストライキを準備しよう」と呼びかけた。(写真は12月2日、ヨイド文化広場で第3次ゼネスト勝利決意大会を開くソウル地域鉄道労働者)

 鉄道公社による一方的な団体協約破棄に対し11月26日から無期限ストライキに突入した鉄道労組は、終始、必須維持業務を遂行する合法ストを貫いた。これに対し、鉄道公社側は初日から代替要員を投入する不当労働行為に終始した。スト期間中に配置された代替要員は6千人を超え、しかもほとんどが現場経験がまったくない鉄道大学生や軍人、70歳を超えた退職者なのであり、日を追うごとに鉄道運行の危険性が高まっていた。
 しかも、11月30日にはキムギテ委員長ら指導部15人の逮捕令状を請求、翌12月1日には逮捕令状を入手して鉄道労組本部などに家宅捜索を強行し、同時に「進歩ネットワークセンター」から鉄道労組のサーバーを押収するという暴挙に及んだ。
 さらに鉄道公社はスト中断後も組合員864人を職位解除し、委員長以下12人の労組幹部の懲戒に着手した。告訴した190余りの組合員の懲戒も検討中という大弾圧に出ている。しかし、代替輸送を拒否した貨物連帯を始め、インターネットなどでもイミョンバク政権への怒りが増大するとともに闘う鉄道労組ストへの共感と支持が大きく広がっている。闘う労働者、労働組合こそ、全人民の希望なのだ。(J)

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