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あくまで解雇撤回を! 関西共闘がJR西日本本社へデモ

 3月24日、闘う闘争団と国鉄闘争を支援する関西共闘会議準備会の主催で、「JRは不当労働行為を謝罪し23年の争議の解決を!国鉄1047名と家族が納得できる解決を!」の集会とJR西日本本社デモ(写真)が闘われた。今回の集会とJR西日本本社デモは、「人道的解決」でしかない「4党和解案」を原則的階級的に弾劾し、あくまで1047名解雇撤回・国家的不当労働行為と闘っていくことを鮮明にして闘われた。同時に1047名陣型に新たな分岐と流動化が起こっていることを突き出す闘いとなった。

 18時、集会会場である上福島北公園には、全日建運輸連帯関西地区生コン支部や全国金属機械港合同の組合員が結集してくる。関西労組交流センターに結集する労働者は、1047名闘争解体と国労解散、そして労働運動壊滅を狙う民主党・連合政権による「4党和解案」への怒りをたぎらせて総決起した。雨をものともせず200人以上の労働者が結集する中で、全国金属機械港合同・中村吉政副委員長の司会で集会が始まった。
 主催者あいさつで、全日建運輸連帯関西地区生コン支部の高英男副委員長が「『人道的解決』ふざけるな! 謝罪もない解雇撤回もない解決は労働運動に汚点を残すものだ。解雇撤回で闘おう」と1047名闘争の方向性をきわめて鮮明に提起した。闘う闘争団から熊本闘争団と佐賀闘争団の3人が「職場に戻るまで闘う」「支援の仲間に恥じない解決を」と発言した。さらに全国金属機械港合同の労働者は「27年間にわたる国鉄臨職・和田弘子さんの解雇撤回闘争と1047名解雇撤回闘争は一体の闘いだ」と確信をこめて訴えた。
 関西労組交流センターを代表して、国労・兵庫保線分会の富田益行さんが「1047名解雇撤回闘争の火を消してはならない。火を消すどころか全国に火をつける時がきている。2000万青年労働者の怒りと結びつき解雇撤回で闘っていこう。JRと闘い解雇撤回を実現しよう。JR東日本車両検修全面外注化に対し、動労千葉は4波のストライキで4・1実施を阻止した。尼崎事故を弾劾し、4・25尼崎闘争に結集しよう」と提起した。
 一方、塩川一派は集会全体に渦巻く労働者の怒りの対極で、何と「4党和解案は闘った成果だ」と天まで持ち上げる始末だ。「民主党・連合政権の公約を実現する大衆運動を」と言ってはばからない塩川派は、1047名闘争解体の先兵であることを自己暴露し、完全にバリケードの向こう側に転落したのだ。
 全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部は、「謝罪なき解決は問題にならない」と「4党和解案」を弾劾し闘うことを提起した。この後、全国金属機械港合同南労会支部、八尾北医療センター労働組合の決意表明を受け、JR西日本本社へのデモを戦闘的に打ち抜いた。(関西・K)

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