解雇撤回求め、動労千葉が鉄運機構に怒りの申し入れ行動貫徹
動労千葉と動労千葉争議団の呼びかけで7月14日、横浜にある鉄道運輸機構(旧国鉄清算事業団)本社への抗議・申し入れ行動が行われた。動労千葉組合員、動労千葉を支援する会、地元の神奈川労組交流センターを始め40人以上が集まり、国鉄1047名の解雇撤回を求めた。政治和解を拒否して闘いを継続している国労旭川闘争団の成田昭雄さんも参加し、行動をともにした。
最寄り駅であるJR桜木町駅前では、昼過ぎから神奈川労組交流センターが国鉄全国運動への賛同を求めて街頭宣伝を行った。戦闘的雰囲気の中を駅頭に集合した組合員・支援に対して、動労千葉の川崎昌浩執行委員が「今日は全国運動の第1弾の行動だ。事前に連絡したら、機構側は『動労千葉からの申し入れは受けない』と拒否の姿勢を示している。断固として怒りの抗議・申し入れ行動を貫徹しよう」と提起した。参加者は怒りを倍加させ、直ちに鉄道運輸機構本社に向かった。
当該である動労千葉争議団の高石正博さん、中村仁さんら4人の代表団を送り出し、残った部隊は社前で抗議集会を行った。赤旗を林立させて繰り返しシュプレヒコールをたたきつけ、旭川闘争団の成田さん、動労千葉幕張支部の青年労働者、地元神奈川の青年、神奈川労組交流センター、千葉合同労組の組合員などが次々とマイクを取って鉄道運輸機構に弾劾の声を浴びせた。
機構側は当初、あくまで申し入れ拒否の姿勢を続け、ビルの入り口で代表団を押し返そうとした。しかも警察にも事前に連絡していたらしく、なんと公安刑事どもが建物の中に入り込んで監視している。あまりにもふざけきった対応だ。「動労千葉にきちんと対応するのは当然だろう!」。川崎執行委員を先頭とした怒りをこめた1時間近くにわたる追及の前に、機構側も対応せざるをえなくなり、職員課の担当者が引きずり出されてきた。中村仁さんが申入書を読み上げ、機構側に受理させた。
申し入れを終え、社前の部隊と合流した高石さんは、「申し入れに対して機構側は『動労千葉とは裁判で決着を付ける』と言っていたが断固として受けて立つ。28日の裁判では、私が証言に立つ。ここから目いっぱい攻めていく。職場での闘いと一体となって勝利をかちとりたい」と決意表明した。
最後に川崎執行委員が「機構に対するわれわれの回答は、国鉄全国運動を徹底的に拡大すること。その最大の闘いは職場生産点での闘いだ。外注化阻止を始めとする職場抵抗闘争と、1047名解雇撤回闘争は一つの闘いだ。いま青年たちがおかれている状況をひっくり返し、動労千葉のような闘いを全国の職場にどんどん作っていくのが全国運動だ」と提起し、7月28日の動労千葉鉄建公団訴訟を始めとする行動方針を提起してこの日の行動を締めくくった。(O)
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