広島でメーデー&沖縄デー行動 青年に国鉄・沖縄闘争を呼びかけ
4月29日、広島の労働者・学生は国鉄決戦と安保・沖縄闘争の勝利へ、全一日の行動に立ち上がりました。第1弾は、連合広島の第81回中央メーデー(広島市中央公園)への大宣伝行動です。朝9時から広島労組交流センターを中心に例年を倍する部隊で登場し、「国鉄1047名闘争の解体を許すな!」「沖縄9万人決起と怒りをひとつに、米軍基地撤去! 日米安保をぶっつぶそう!」「民主党政権と連合本部を打倒しよう!」と呼びかけました。計2500枚のビラが吸い込まれるように受け取られ、百万人署名は約200筆が集まりました。
社保庁分限免職者の平口さんは解雇撤回の署名を求め、多くの労働者が応じました。『前進』は11部売れました。かつてない反応です。
大恐慌下の戦争と大失業の攻撃の中、青年労働者の怒りは満ち溢れ、連合による労働者支配は堤防決壊寸前です。続々と結集してくる青年労働者は、会場入り口に掲げられた「解雇撤回」「基地撤去」の横断幕に注目し、われわれのアピールに圧倒的に応えて、次々と討論の輪ができました。連合広島の中心組合であるマツダ労組(自動車総連)が「BUYひろしま(広島製品を買おう)」と保護主義のプラカードで登場するなど、メーデーを危機に立つ資本と鳩山民主党政権を救済する集会にしようとした連合本部のもくろみは、粉砕されました。
13時からは原爆ドーム前に移動し、広島反戦共同行動委員会主催(百万人署名運動広島県連絡会協賛)で「4・28沖縄デー」集会を行いました。飛び入りも含めて結集した80人の仲間は沖縄県民大会9万人の決起とひとつになって、「普天間基地の即時閉鎖・辺野古新基地建設阻止」の怒りの声をあげました。4・25沖縄県民大会に参加した仲間から「沖縄の労働者民衆の思いは米軍基地撤去だ」とリアルな報告が行われ、沖縄労組交流センターのメッセージが読み上げられました。動労西日本からは大江委員長が決戦局面を迎えた国鉄1047名解雇撤回闘争の勝利へ特別アピール。「解雇撤回も謝罪もない。国鉄分割・民営化を正当化し、わずかなカネで闘争を売り渡す。こんな『解決』など認められない」と怒りをこめて断罪し、「これはすべての労働者の問題だ。『国鉄闘争の火を消すな』の全国運動を爆発させよう」と訴えました。広大の新入生とともに登場した全学連の学生は「5・15沖縄に青年・学生の大隊列を登場させ、本土−沖縄を貫く労働者の団結で民主党・鳩山政権を打倒しよう」と決意を述べました。
集会後、青年労働者を先頭に広島市の繁華街を一周するデモに出発。圧倒的注目の中、次々とビラが受け取られ、沿道の若者からはデモコールへの呼応が起こりました。
夕方からは広島市内の会場で被爆65周年8・6ヒロシマ大行動の第1回実行委員会が開催されました。日中の行動の熱気を引き継ぐ大討論で、今夏8・6ヒロシマの課題に〈安保・沖縄〉を据え切り、反戦反核の闘いが労働組合をめぐる攻防―国鉄1047名闘争の帰趨にかかっていることを鮮明にさせました。そして8・6ヒロシマ大行動にすべての労働者民衆の核と戦争への怒りを結集していこうと固く一致しました。(広島 T・G)
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