横浜・川崎キャラバンも大成功!
6月11日、国鉄キャラバンは横浜・川崎を訪問した。午前は横浜市役所前で地区の労働者と合流し、PRカーをフル回転させて県庁前、ハローワーク、そして鉄道運輸機構本社前で新たな解雇撤回闘争のスタートを訴えた。
県庁前でギリシャや動労千葉のように闘おうと訴えると圧倒的注目。元国労で婦人部長をやったという女性は政治和解を批判し、「断固闘うべきだ」と直ちに1000円のカンパをくれた。ハローワークの前で「労働者を使い捨てにしてぼろ儲けしている資本家どもをゴミ箱にたたき込もう!」と訴えると、ほとんどの人がビラを受け取り、女性労働者は「私もあの銀行に首にされて、働きたいのに仕事がない」と怒りながら署名した。
鉄道運輸機構本社前にPRカーで乗り付け、大音量で「政治和解で国鉄闘争が終結すると思ったら大間違いだ! われわれは新たな国鉄解雇撤回闘争を6・13大集会でスタートする! 覚悟しろ!」と宣言すると、一気に空気は緊張し、警備員があわてて入り口を固め、職員がチラシをもらいにやってきた。昼には横浜市役所周辺で大宣伝を繰り広げると、中央郵便局の労働者が「民営化は反対だ」とカンパをして『前進』を買って帰った。
午後から川崎に移動し、富士通川崎工場に登場した。かつての反戦派の大拠点である。「不夜城」と呼ばれる巨大な工場の入り口は、止めどなく人が出入りしている。この門前で元富士通反戦派の古参労働者がマイクを持って「闘わない組合幹部を打倒して富士通労働者は立ちあがろう!」と訴えた。すると出てきた労働者が「よく頑張ってますね。あなたが闘っている姿に私も元気が出ました!」とニコニコとあいさつをしていった。「1047名闘争は他人事ではありません」と言っていく労働者もいた。この勝利に気をよくしたキャラバン隊は、向かい側にあるJR中原電車区から川崎市役所まで、PRカーで「世界は革命情勢です!」「労働者は社会の主人公です!」と走りながら訴えた。沿道の労働者はみなびっくり・にっこりして振り返った。
夕方は川崎市役所前で街頭宣伝。団結を訴えるキャラバンの熱気に高校生もガッツポーズで応えた。仕事を終えて出てきた市の労働者は「うちの組合はダメだけど、私は民営化には反対だ」と、チケットを買ってカンパも1000円した。自動車労働者も「うちの会社にも派遣切りと闘っている労働者がいる」と、署名をしてチケットも買った。「国鉄闘争は解決した」というデマキャンペーンにだまされていた元マスコミ労働者も、あっとういう間に事態を理解し、「実は私は千葉出身で、動労千葉は大変すごいと勇気をもらってきたの」と嬉しそうにカンパをくれた。
神奈川キャラバンは新たな国鉄闘争の大運動がすべての労働者に勇気と希望を与える一大政治闘争であることを確認して大成功した。6・13集会まであとわずか! 一人でも多くの仲間を組織し、組織し、組織しよう!(SG)
写真は上から神奈川県庁前、富士通川崎工場前、川崎市役所前。
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