徹底抗戦へ、三里塚反対同盟が新たな戦闘宣言!
7月1日、三里塚芝山連合空港反対同盟と顧問弁護団は、鈴木さん一坪共有地裁判開廷前の午前10時、千葉地裁に団結街道の「通行妨害禁止仮処分申立」を行った。これは反対同盟員全員が申立人となって、「通行を妨げるな」「現在通行を妨げている工作物(固定式・移動式フェンス)を取り除け」とのNAAへの仮処分命令を裁判所に求めるものだ。6・28団結街道封鎖、6・30国土交通省の第3誘導路認可に対する、現地闘争と一体となった具体的な反撃が開始されたのだ。
一坪裁判終了後の午前11時、弁護士会館で反対同盟の記者会見が開かれた。事務局の鈴木謙太郎さんが司会を務め、最初に萩原富夫さんが反対同盟の弾劾声明を怒りを込めて読み上げた。
続いて顧問弁護団がそれぞれ仮処分申立の意義を述べ、報道各社との質疑応答を行った。葉山岳夫弁護士は「たとえ市道ではなくなっても法定外道路となり、それを使う人がいる以上は道として存在し続ける。市とNAAが結託して廃道化するなど許されないことだ」と強く弾劾した。申立書は、この道が江戸時代の後期から一般通行に使われてきたことを示し、廃止・払い下げは市東さんへの営農妨害であり、あらゆる意味で違法・違憲であることを全面的に明らかにした。
最後に萩原進事務局次長が立ち、農民・農業を破壊して進められる空港建設を根底から批判し、「市東さんが使い続けてきた団結街道という一本の道に何百年という歴史がある。それを泥棒猫のように姑息なやり方で、夜明け前に封鎖し廃止してしまおうとは、なにごとか! そこに住んでいる住民を人間として見ていないということだ。反対同盟は全国の農民、労働者、また米軍基地と闘う沖縄の人たちとともに闘う」と怒りの戦闘宣言を発した。支援の労働者、学生はもとよりマスコミ記者たちも、空港反対闘争にかける反対同盟の決意の本気さを感じ取った。(TN)
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