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第3誘導路裁判、多見谷裁判長と対峙し7・14~29総決起を誓う

20130710a-1.jpg 7月9日、千葉地裁民事第3部(多見谷寿郎裁判長)において、第3誘導路裁判の弁論が開かれた。三里塚芝山連合空港反対同盟と支援の労働者・学生・市民は、市東孝雄さんを天神峰から追い出すために造られた第3誘導路にあらためて怒りをかき立てて法廷に詰めかけた。
 被告の国とNAAが騒音問題で「大したことはない」と居直りを決め込み、実測値の提出を拒んでいることに対し、反対同盟顧問弁護団は求釈明を突きつけた。そして、3月に第3誘導路が現実に供用開始されたことを踏まえ、訴えを「許可決定取り消し」から「供用差し止め」に変更した。また、第3誘導路のジェット機走行の騒音の独自の調査を行うことを明らかにした。今回はこうした書面をやりとりする手続きに終始し、次回期日を10月28日と確認して閉廷。だが農地裁判の判決を間近に控え、多見谷裁判長と、「農地死守」の気概に燃える傍聴席との間には、最後までただならぬ緊張が続いていた。 

20130710a-2.jpg 弁護士会館で記者会見と報告集会が開かれ、伊藤信晴さんが司会を務めた。最初に北原鉱治事務局長があいさつに立ち、「7・14集会で署名を集約し、17日に千葉地裁に提出、そして29日の判決を迎え撃つ。反対同盟はどのような判決が出ようと闘い続ける。今、日本の政治を根本から変えなければならない」とアピールした。
 続いて葉山岳夫弁護士がこの日の法廷の解説を行い、「国と空港会社は第1次、第2次強制代執行を大幅に上回る規模の農地を、できれば闘いを小さく押しとどめて取り上げてしまいたい。だがそうはいかない。3万人署名の取り組みが前進し、マスコミも取り上げ始めている。弁護団は農地強奪攻撃と徹底的に闘いぬいて最後に必ず勝利する」と、力強く決意を表した。さらに弁護団が次々と不退転の決意を語った。
 動労千葉と関実が連帯発言を行った。動労千葉特別執行委員の滝口誠さんは反対同盟と連帯し、9・25鉄建公団訴訟控訴審判決へ向け闘う決意を明らかにした。
 締めくくりに萩原進事務局次長が発言した。「8日時点の集約で、9841の署名が集まっている。市東さんの立場に身を置き、最後の一週間にさらに署名に取り組み、14日の集会に持参してほしい。この間は地元での一斉行動を積み重ね、民衆の行動力は深く、強く、時が来たら一挙に爆発することを実感した。そのことを確信し、反対同盟は署名を今回で終わらせず千葉県全域に持ち込んでいく。7・14全国集会で千葉市中央公園を埋め尽くし、29日にも全力で結集して反動判決と仮執行宣言を粉砕しよう!」
 この力強い方針提起に全員が大きな拍手で応え、全力決起を誓い合った。(TN) 

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