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社保庁525名の分限免職撤回へ、広島人事院公開審理開催される

s20100812a-1.jpg 8月10日から3日間、全国の78人の人事院不服申立者の先頭でたたかう平口雅明さんの人事院公開審理が広島市の合同庁舎で開催された。
 初日の10日には、地元の広島をはじめ、九州や中四国、関西・東京など全国から自治体労働者や闘う仲間が数多く結集した。社保庁分限免職者の全国初の公開での審理ということもあり、各地から当該・分限免職者がかけつけ、新たな闘いの輪が広がった。
 審理自体は、本当に怒りなしには聞くことができない、許しがたいものだ。
 

s20100812a-2.jpg 社保庁解体―年金機構の設立が、「年金問題」解決が目的などではなく、トヨタ会長の奥田碩をはじめとした財界―資本家どもが年金を私物化する過程であり、その民営化の攻撃が社保庁労働者の大量解雇であったことが赤裸々に語られた。国鉄分割・民営化と同様の攻撃だったことが明らかにされた。
 社保庁から厚生労働省と年金機構の幹部へと転身した官僚どもが処分者側の証人だ。この2人に対して、平口さんと代理人、ともに闘う仲間の腹の底からの怒りがぶつけられた。審理会場は、労働者の解雇への怒りに満ち、その解雇の責任を回避しようとする姑息な答弁に怒号が飛び交った。圧倒的に労働者階級の怒りが爆発し、その怒りが国鉄全国運動と一体となって闘う勝利感として会場を押し包んで、団結は強化された。大勝利だ!
 この高揚がさめやらぬ中、近くの会場に移り総括集会を開いた。全国から仕事を終えて駆けつけた労働者も合流して、50人を超えた。その労働者が次々に発言した。360万人首切りの道州制と闘う力が、国鉄全国運動と一体で闘われる社保庁解雇撤回闘争の中にあること、被解雇者と在職者が団結して闘う動労千葉のような闘いをつくろう! との決意がみなぎる集会をかちとった。
 11日と12日には、動労西日本と自治体労働者の証言が行われた。その中で、民営化(外注化)・非正規化の実態が暴露された。審理の主導権を握りしめて、公開審理を最後まで闘おう! (広島・TO) 

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