1. HOME
  2. ブログ
  3. 和解拒否して闘う国労闘争団、最高裁への申し入れ行動を貫徹

和解拒否して闘う国労闘争団、最高裁への申し入れ行動を貫徹

s20100905a-1.jpg 9月3日、4・9政治和解を拒否し、あくまで解雇撤回を求める国労闘争団(小玉忠憲、成田昭雄、石﨑義徳、羽廣憲の4氏)と新弁護団による最高裁への申し入れ行動が断固として闘い取られた。この日の申し入れ行動は、新たな弁護団による最高裁への上告補充書の提出と成田、石﨑、羽廣3原告の陳述書の提出、調査官との面談を求めて行われた。朝10時、最高裁前に結集した原告の成田さんと藤田、葉山、鈴木弁護人を先頭とした8名の弁護団は意気軒昂とこの申し入れ行動を貫徹、調査官は面談には応じなかったが、いよいよ最高裁をめぐる本格的攻防がスタートした。 

s20100905a-2.jpg 弁護団が夏休み返上で準備した上告補充書はA4版全文29頁、その核心は4・9大反革命と真正面から対決し、あらためて国鉄改革法23条の違憲性、違法性を全面的に問い、1047名解雇撤回の正当性と正義性をとことん明らかにするものだ。
 この日提出した陳述書の中で3原告は、「本件訴訟につき本年6月28日、最高裁において、私たちを除く一審原告全員と一審被告の間で和解が成立し、私たち以外の原告は訴えを取り下げました。しかし、私たちは、この和解を到底納得できず、和解に応じることを拒否しました。私たちは、本裁判を継続し、解雇撤回をかちとるまで闘い抜きます」と宣言。「いくばくかの金銭が支払われたとしても、私たちは解雇撤回のない和解には応じられません。私たちが24年間、あらゆる苦難に耐えて闘い続けてきたのは、こうした屈辱的な『解決』のためでは断じてないのです。しかも、今回の和解は、動労千葉争議団および動労千葉を除く4者4団体に対してのみ提案されました。1047名の全体が、組合の所属を超えて一致団結した時に解雇撤回は実現できると私たちは確信しています」と、4・9政治和解-6・28調印の大逆流をはねのけて闘い、勝利する展望を確固として打ちだした。
 最高裁への申し入れ行動に続きこの日、いま一人の原告・小玉忠憲さんの鉄運訴訟控訴審再開第1回公判(9月28日)の進行協議が高裁においてもたれ、これにはさらに2名の弁護人も加わり計10名の新弁護団と小玉さんが臨んだ。9・28再開第1回公判は、東京高裁101号(大法廷)で開催される。文字どおり1047名闘争の真の責任勢力として大法廷を埋めつくす大結集をかちとり、国鉄全国運動の中軸として「共に闘う国労の会」300人の実現へ、全力あげて闘い抜こう。(A) 

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事

アーカイブ

月を選択