「市東さんの農地を守ろう!」9・26高崎で集会
9月26日、高崎市労使会館ホールで、「市東さんの農地を守ろう!9・26群馬集会」が、昨年をうわまわる広い層からの協力を得て、88人の参加でかちとられました。集会に先だって上映されたビデオで、この一年間の三里塚の闘いが日帝とNAAを追いつめ勝利していることに参加者全員が確信を持ちました。司会の開会宣言を受けて、主催者あいさつに立った共同呼びかけ人の高階ミチさんは、「昨年の9月に市東さんを迎えて集会を開いてから1年、三里塚現地集会や裁判の傍聴に参加してきました。今日の集会も多くの方々ががんばって宣伝し、市東さんの闘いを広めてくれました。これからも皆さんと力を合わせて市東さんの農地を守りましょう」と呼びかけました。群馬・市東さんの農地を守る会の事務局から、「労農連帯の強化で市東さんの農地を守ろう」と熱をこめた基調提案が提起されました。
次に「市東さんと連帯する、職場と地域から」に移りました。始めに合同労組として毎日の職場闘争に格闘している地元高崎の鉄鋼労働者から決意が表明されました。続いて自治労で闘う青年労働者、群馬合同労組委員長の青年、裁判員制度と闘う弁護士。群馬・動労千葉を支援する会(準)からは、「来月の17日にこの同じ労使会館で、群馬・動労千葉を支援する会を結成します。10・10三里塚-11・7日比谷集会の大結集で市東さんの農地を守ろう」と熱い訴えを受けました。さらに会場から、不当な大規模開発と闘う議員と、三里塚をたたかう全群馬実行委の小池正男代表の熱烈な決意が表明されました。市東さんの来県を歓迎してフルートの演奏で4曲が披露されました。
いよいよ市東孝雄さんの登場です。「私の会を作ってもらって群馬へ伺うのは3回目。来るたびに参加者が増えることに、みんな一生懸命やってくれていることがわかり感謝しています。5月17日に逮捕されましたが、そもそもあの段階では市道はNAAのものではないんです。向こうは不当なことをやっていることがわかっているから、私が抗議に行ったら逃げちゃった」と、この1年間の闘いの勝利に市東さんが確信を持ち、日帝もNAAも頭から呑んでかかる風格をもって訴える姿に、参加者は底知れぬ感動を受けました。千葉から来ていただいた、市東さんの農地取り上げに反対する会・事務局の方からも、この間の闘いの報告と群馬への熱いエールをいただくことができました。
市東さんの訴えを受けて、群馬・守る会の大塚正之事務局長が10・10集会呼びかけとカンパアピール。最後に、青柳晃玄さんから集会のまとめが出されました。市東さんへの再度の拍手が鳴りやまぬ中で、参加者全員での「反対同盟の歌」大合唱。「10・10三里塚にバスで行こう」と約束しあって集会を終えました。
集会後の交流会にも20人を超える方がかけつけ、大いに連帯・交流を深めました。市東さんも発言の中で「ワーキングプアといわれる労働者への国や会社のやり方は許せない」と訴えていましたが、そういう状況の中で、三里塚や動労千葉のように絶対反対で闘っている姿は、初めて知った人にとってこそ非常に新鮮で、感動して直ちに一緒に肩を組める情勢になっているのだと思いました。(群馬・T)
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