1. HOME
  2. ブログ
  3. 緊縮財政に反対しイギリスで消防士の歴史的スト!

緊縮財政に反対しイギリスで消防士の歴史的スト!

s20101024a-1.jpg ヨーロッパで吹き荒れる緊縮財政攻撃に対して、10月23日、ついにイギリスでも反撃ののろしが上がった。雇用形態の大改悪に反対するロンドンの消防士の8時間第一波ストライキを先頭にして、イギリス各地で公務員の首切り・民営化、福祉や教育などの全面的な大幅切り捨てに反対して、労働者・学生が集会やデモに立ちあがった(写真はストライキに決起してロンドンの集会に合流した消防士たち)
 10月20日、英財務相・オズボーンが議会に発表した経費削減計画は、かつてのサッチャーの時代よりもはるかに激しい本格的な階級戦争宣言である。 

s20101024a-2.jpg 労働党から政権を奪回した保守党・キャメロン政権は、イギリス資本主義の破綻を労働者階級になすりつけるむき出しのブルジョア政権として、英国郵政とNHS(国営健康サービス)の民営化攻撃のみならず、公務員50万人の首切り、地方自治体予算の3分の1のカット、削減した公共サービスの外注・民営化、年金支給開始年齢の引き上げ、失業給付や医療の大幅削減、公共住宅の家賃値上げや取り壊し、教員の4万人削減、大学予算の25~40パーセントカットなど、聞いただけでも恐るべき計画を強行しようとしているのである。
 この攻撃と最前線で闘っているのがロンドンの消防労働者だ。彼らはキャメロンが強要しようとした非正規職化攻撃と一体となった勤務時間の変更攻撃に対して、解雇の脅しにも負けずに数ヶ月間の抗議闘争を闘い、ついに10・23の第一波8時間ストに突入した。ロンドンでも100年来行われなかった消防士の歴史的ストライキだ。しかも政府のスト破り策動が狙われた27の職場では、スト突入の1時間前の9時からピケットが張られ、終日、当局がかき集めたスト破りを実力で粉砕した。この闘いに連帯してRMTの地下鉄労働者は一部の駅で安全確保を掲げてストに突入した。
s20101024a-3.jpg スコットランドでは、2万5千人以上の組合員、年金生活者、学生や失業者がデモにたった。北アイルランドのベルファーストでは1万5000人がデモ行進。バーミンガムやケンブリッジ、マンチェスターなどその他の都市でも数千人から数百人のデモがかちとられた。彼らは口々に「政府は公務員と民間労働者を分断しようとしているがそうはさせない」「われわれは福祉国家、教育、共同体の破壊に直面している。われわれは仕事やサービス、若者の未来のために反撃しなければならない」と語った。
 ヨーロッパで最も早く新自由主義攻撃がかけられてきたイギリスにおいても、新たな緊縮財政攻撃に対して本格的な反撃が始まろうとしていることは、国際的にも、とりわけ日本の階級闘争にとっても、決定的な意味を持っている。この攻防は日本における国鉄1047名解雇撤回闘争、11月労働者集会と一体の攻防である。イギリス労働者階級と連帯し、11月1万人大結集をなんとしても成功させよう!(SG)
 写真2はエジンバラでの抗議集会。写真3はシェフィールドのデモ。 

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事

アーカイブ

月を選択