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第3次再審闘争勝利へ東日本解放共闘が狭山集会

s20101101c-1.jpg 10月30日、部落解放東日本共闘会議が東京・品川の南部労政会館で狭山集会を開催した。1974年10月31日、東京高裁裁判長・寺尾は石川一雄さんの無実を百も承知で無期懲役にした。絶対に許さないし忘れない。第3次再審にかける石川さんと連帯し必ず勝利をもぎりとろう。怒りと決意に燃える解放共闘の仲間86人が、11・7労働者集会へ不眠不休で闘う中、季節はずれの台風を押し返して結集した。国鉄1047名闘争に対する4・9政治和解のもと、同じ構図で部落解放同盟(解同)は「3者協議」路線で狭山闘争の解体を策している。全国連中央も解同と一体化した。この中で東日本解放共闘の責任で狭山集会を打ち抜くことの重要性を、司会の全学連の仲間が明確にした。 

s20101101c-2.jpg 主催者あいさつに立った東京西部交流センターの大西文夫書記長は、「4・9は戦争に向け階級闘争を絶滅させるもの。排外主義をあおり労働者同士を戦わせる戦争は許さない」「狭山差別裁判は国家権力によって打ち下ろされた労働者階級への分断攻撃だ。寺尾判決に怒りを倍加させ階級的団結を打ち固めて、11・7の成功で再審の扉を開こう」と訴えた。
 井上長治解放共闘事務局長も基調報告で、「4・9は動労千葉をつぶすためだ。自民党でもできなかった」とブルジョア救済の民主党・連合政権を断罪、「階級的労働運動に部落解放闘争を位置づけ闘う」と決意を述べ、11・7集会1万人結集の死活性を強調した。
 決意表明で、全国連品川支部は、巨万労働者の決起に震え上がった寺尾が闘いを抑えるために一審の死刑から無期に「減刑」したと弾劾、幻想をあおる解同の「3者協議」路線を厳しく批判した。そして確信を込め「国鉄全国運動の発展の中に狭山の勝利がある」とし、支部員の解雇撤回闘争を貫くと表明した。杉並支部からは、このほど西部ユニオン執行委員になった西田尚史書記長が発言。「闘いのないところでは怒りは弱いものに向かう。資本と闘い職場で労働者を組織する。労働者として団結し、労働者から搾取する世の中を終わらせる」と言い切った。西郡支部とともに全国連本部の処分攻撃を打ち破って前進する杉並・品川両支部に拍手がわき起こった。
 続いて東京南部交流センター、動労千葉、動労水戸、婦民全国協関東ブロック、全学連が決意を述べた。最後に司会がまとめで「国家権力と人民は非和解だ。石川さんの決意を闘うプロレタリアートの心臓で受け止め、11・7に1万人結集をかちとろう」と訴え、団結ガンバローで残り一週間、猛然と闘うことを誓った。(TK) 

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