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東北石けん労組、資本・地労委の反動決定策動を粉砕!

s20110219a.jpg 2月14日、早朝から名取市愛島台新工場門前に結集した20名の仲間は、資本と地労委の反動決定策動を断固打ち砕く決意をたたきつけた。この日の闘いに新しく労働運動に参加した青年も参加し、門前は資本家どもへの怒りで席巻された。(写真)
 このかん明らかになってきたのは、資本と労働委員会が結託して、反動決定を強行せんとする動きだった。 

 シナリオはこうである。2008年11月29日にはまだ畑文雄は東北石けんの代表取締役であり、この時点で「解雇通告」があっては、畑は解雇の責任から免れない。畑の代表取締役退任の後に解雇通告がなされたということにすれば、畑を救済できる。おまけに東北石けん・佐藤吉範も、すでに会社が解散し、精算結了となっているから、解雇を撤回して原職に戻せる立場にはない。従って、畑も佐藤も解雇撤回できる立場にないことにするという、とんでもない謀議が進んでいたということである。
 ふざけるのもいい加減にしろ! 佐藤側代理人弁護士・前田は、「正式に解雇の日時等を文書で通告したのは1月」などという文書を出してきた。だが11月29日に佐藤吉範の口から「2月末で廃業する。全員を解雇する。退職金を払う」という発言がなされたのは、このかんの労働委員会での審問や書証の中で明白なのだ。何度も佐藤が「その日に解雇通告をしました」と証言している事実である。
 当該と支援の労働者は、猛然たる反撃に起ち上がった。正午からの地労委直近の仙台市役所前の街頭宣伝には、国鉄闘争全国運動を職場から立ち上げた仙台市職労の仲間も合流して、多くのビラが労働者市民の手に渡った。チュニジア蜂起、エジプト革命に連帯し続こう! 労組交流センターのビラも圧倒的な注目を浴びた。労働者・労働組合が社会を変える時代が来ているのだ!
 午後2時半より地労委の第8回調査が開始された。労働者の救済機関としての立場を投げ捨てて、資本に不当労働行為責任のすり抜けを誘導した地労委・菅原代表に怒りの追及がたたきつけられた。「これが労働委員会のやることか! 資本を救済するのが仕事なのか! 撤回して謝罪しろ!」。当該、補佐人からの激しい追及に菅原は完全に消耗して、「今日、その事実関係を調査したいと思っていた」などと最初から逃げ腰だ。これまでの調査・審問の全過程をひっくり返すなどできるはずがないのだ。
 圧巻は、審問廷を埋め尽くした支援の労働者の総決起である。平日の午後に年休を取って結集した労働者が26人。地労委闘争開始以来最高の動員数である。東北石けん闘争の圧倒的な正義性、資本と労働委員会への怒りが爆発したのだ。労働委員会は結審などできず、次回4月12日に第9回の調査を入れざるを得なかった。
 今回の攻防が示したのは、資本と権力の悪虐さであるとともに、その脆弱性だ。事実の前に崩壊せざるをえない攻撃でしかないということだ。東北石けん労組と支援の仲間は、労働委員会にみじんも幻想などもっていないが、悪辣な攻撃に対しては相応の反撃をたたきつける。反動決定攻撃など、やれるならやってみろ。おまえたちの明日は、エジプト革命で打倒されたムバラクの姿だ! 労働者人民は、合法であろうが非合法であろうが、敵の攻撃に対して一歩も引かずにこれを打ち砕く力を持っている。この一点が、今回の地労委一日行動の総括だ。東北石けん労組は、国鉄闘争全国運動の拡大と一つになって、何よりも青年の怒りを組織して闘い抜く!(東北石けん労組・H) 

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