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非正規・正規の団結で青年の解雇撤回を! 3・12新潟で集会

s20110314b.jpg 3・11東北巨大地震の翌日、新潟地域一般労組が呼びかけた「マシンテクノは責任をとれ! 青年の使い捨てを許すな! 団結して資本と闘おう! 3・12総決起集会」が新潟市で開かれた。集会は、たった5日で解雇された地域一般の青年A君を支援する地域の労働者が総決起し、意気高く解雇撤回を闘いぬくことを宣言した。
 A君は昨年夏、派遣・請負会社に採用され、工作機械メーカー・ニイガタマシンテクノに請負研修で働き始めたが、5日で解雇された。この間、A君解雇撤回闘争は、非正規職の元凶に迫る闘いとなり、工場内の労働者をはじめ組合を越えて注目され、新たな旋風を巻き起こしつつある。 

 集会でA君は「請負会社は団交で3ヶ月の解決金(約30万円)を出すことをにおわせたが、拒否した。なぜなら青年の使い捨てを許せないし、働く場所がほしいからだ。派遣・請負会社も許せないけど、問題なのは、請負で儲けを狙って破産したマシンテクノだ。この闘いで正規・非正規の団結をつくりだしたい」と決意を語った。それに先だって鰕名一男地域一般労組委員長が、青年を使い捨てにする資本の悪辣さを具体的に暴きながら、「A君の闘いは新自由主義を撃つ闘いであり、あくまでマシンテクノに仕事を保証させる。国鉄闘争全国運動の先頭に立ち、労働組合をよみがえらせ、エジプト革命に続こう」と闘いの意義と今後の方針を明らかにした。
 また特別報告にたった斎藤実新潟市職労元副委員長は、「私が人事評価の自己申告シートを出さないことを理由に新潟市長は再任用を拒否=解雇を通告してきた。市職労幹部は、私が再三、組合加入を求めているのに放置してきた。3月9日の定期大会で職場の仲間が決起して修正動議を出した。この組合を甦らせる闘いだ。A君と団結して闘う」と力強く語った。動労千葉を支援する会・新潟からは、「国鉄分割・民営化が非正規職拡大の元凶。職場で動労千葉物販と会員を拡大し、6・5国鉄闘争全国運動1周年集会の大成功を勝ちとろう」と呼びかけた。
 そして会場からは、「A君とともに闘いながら、国労幹部を叩き出し、組合を取り戻す」「契約社員だが、職場で嫌がらせを受けた。A君の闘いのビラを見て3月はじめに地域一般に加入した」「被災した社員がいるのに会社役員は何もしていない。天災は避けられないが、人災だ。民主党政権を打倒しよう」「非正規で勤め始めたばかりだが、地震で仕事量が増えてきつかった」「今日午後、福島第一原発の建屋が吹き飛んだ。原発はいらない」など青年労働者が次々と怒りを語った。最後に地域一般副委員長が、「資本と労働者は非和解であり、和解するような闘いではなく解雇撤回を貫くことが必要」とまとめ、団結がんばろうで集会を終了した。(新潟・O)  

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