3・15法大包囲デモ、「誰のための大学か!」根源的な怒り爆発
「東北の仲間とともに闘い、生き抜こう」「菅も増田もぶっ飛ばすぞ」――3月15日、法大包囲デモを行いました! この日は人間環境学部教授会による呼び出しがあったからです。
この日のデモは法大総長増田体制への怒りにとどまりませんでした。原発を推進し情報隠蔽を行う菅政権への怒り、菅や枝野の隠蔽を擁護するためにニュースに登場する御用教授に対する怒り、震災下でも入試を強行する大学への怒り――そこに被災地の人々や学生の存在が一切ない! 「だれのための国家なのか!?」「だれのため、何のための大学なのか!?」根底的な怒りが爆発しました。
法政大学は、震災による交通機関の混乱を理由に今、キャンパスを封鎖し、学生が立ち入ることを禁止しています。イベント等も中止されています。しかし、処分のための呼び出しは、機動隊と警視庁公安部を動員して強行したのです。キャンパスに学生は私だけしかいない状況に加え、面談会場前に駆けつけてくれた後輩、友人、労働者を機動隊と公安警察が暴力的に排除し、暴力職員と機動隊が会場を制圧する中での面談。これほどまでの体制をとらないと面談を開催することもできない点に処分の不当性があらわれています。
今回の震災で明らかになった大学と学問の不正と腐敗。その極致が新自由主義大学法政の姿です。だから私は、自分の処分を阻止することは、300万学生がおかれている現状、大学のあり方そのものを根底からひっくり返していくことだと確信しています。
今、だれもが何かしたいと感じ、抑えられない感情が溢れだしています。自身の胸の内の感情を行動に転化したとき、その行動は必ず現状を変革するエネルギーとパワーになります。求められているのは、あらゆる思いや感情をひとつに糾合していく社会全体の行動なのです。3・17―3・20デモを日本中・世界中の怒りを一つにする行動として、東北の人々と思いを一つにして闘い抜いていくための行動として、大爆発させていきましょう!(法政大学・倉岡雅美)
写真①は処分阻止のために駆けつけてくれた仲間たち。写真②は面談会場前を制圧する機動隊。写真③は仲間を暴力的に排除しようと襲いかかる公安刑事と警官
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